若手料理長と器作家のコラボレーション「器の美 料理の美」~丹波篠山の美味と情景

兵庫県篠山で今でも焼かれている「立杭焼」。「丹波焼」ともいい、起源は平安時代と言われている六古窯のひとつである。

「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」では、若手料理長と立杭焼の器作家がコラボレーションをするレストラン企画「器の美 料理の美」の第6回賞味会を開催。ステーキハウス「オリエンタル」の料理長・鍬先章太と、第1回目にも登場した丹波立杭焼「信凜窯」の仲岡信人氏を再び迎え、丹波篠山の冬を物語る。

今回のイベントは12月開催とした1年の締めくくりに、兵庫県出身の料理長は「地元との繋がり」と「原点回帰」を思い、仲岡氏と再びタッグを組む。

料理は秋の紅葉が終わりを迎え葉が枯れていく情景を表現しており、乾燥させた野菜を枯葉に見立て、丹波篠山の冬をイメージした盛りつけだ。また、単なる料理の盛り付けとしてだけではなく、料理と一緒に食す事で、口の中で料理を完成させるこだわりの一品も登場する。

■ステーキハウス「オリエンタル」料理長・鍬先章太
1982年生まれ、兵庫県出身。バイキングレストランやメインダイニングで経験を積み、2013年30歳で料理長に就任。客との対話を大切にし、素材の魅力を最大限に引き出しながら、サプライズのある調理法や美しさを追求した料理を提供している。

■丹波立杭焼「信凜窯」仲岡信人
1977年生まれ、大阪府出身。1996年丹波焼西端正氏に師事。2001年京都市工業試験場陶磁器科修業後、2006年篠山市立杭にて独立。神戸ビエンナーレ2011などでの入選を経て、第30回田部美術館大賞茶の湯の造形展で優秀賞を、神戸ビエンナーレ2013現代陶器コンペティションで準グランプリなどを受賞。2016年に独立10周年を迎えた。

12月8日開催のワンデーイベント前に、「プレディナー」として12/4(月)~6(水)の期間に、当日のメニューをアレンジしたランチとディナーを各日程10名限定で予約可能。当日の雰囲気が楽しめる趣向となっている。また仲岡氏の大型作品が11月下旬よりホテル3階のロビーにて展示されているので、併せて鑑賞して欲しい。

料理と器で表現する冬の美。丹波篠山ならではの立杭焼とのコラボレーションと共に、ソムリエが厳選したペアリングワインも料理と一緒に愉しみたい。

■賞味会概要
開催日時: 2017年12月8日(金)
会場:ステーキハウス「オリエンタル」
料金:15,000円(料理7品、飲み物、税金・サービス料込)
人数: 20名限定
問い合わせ先:078-325-8110
URL:http://www.kobe-orientalhotel.co.jp/

(田原昌)