どこが変わった? BMWの新型「X3」を比較画像でチェック

BMWのミッドサイズSAV「X3」は、2004年に初代、2010年に2世代目が登場し、これまでにグローバルで累計150万台を販売したヒットモデルだ。

それだけに外装デザインはキープコンセプトで非常にコンサバな印象を受けるが、細かく見ていくと予想以上に変わっている。新旧のデザインを比較した画像をじっくり見ていこう。

まずはフロント。BMWの顔たるキドニーグリルは大型化&立体化するとともに、新たに採用したLEDヘッドライトと“分割”したデザインとした。2代目の後期型ではここをつなげていたのだが、元々のデザインモチーフに戻している。さらにボンネットには深く滑らかなラインが入り、SAVの屈強さやダイナミックさを主張している。

また、キドニーグリルにはアクティブ・エア・フラップ・コントロール(開閉式シャッター)を採用し、エアロダイナミクスの向上を図っている。

“部分自動運転”を可能としたBMW最新の運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」も採用する。このシステムでは、ステレオカメラ内蔵のルームミラー、前方に3基+後方に2基のミリ波レーダーセンサーを装備し、安全&快適なドライブをサポートする。

サイドにまわると、流麗になったルーフ&ウィンドウラインや、大胆に彫り込まれた2本のキャラクターラインがよく分かる。空気抵抗を低減させるエア・ブリーザーも新しい。リアでは、新デザインのLEDコンビネーションランプが、スタイリッシュ感を際立たせている。

ちなみにボディサイズは全長4,720(2代目比+55)×全幅1,890(同+10)×全高1,675mm(同±0)、ホイールベースは2,865mm(同+55)とやや拡大している。

インテリアの装いは、一気にモダンになった。従来までインパネに埋め込まれていたディスプレイは独立型の10.25インチ&タッチパネル式となり、シフトレバーやエアコン吹き出し口も新たなデザインに。また、随所に効かせたクローム加飾やエンボス加工の「X3」ロゴなども全体の印象を華やかにしている。

パワートレーンは、いずれも8速ATとの組み合わせによる2.0L直4ガソリンターボ(最高出力184ps/最大トルク290Nm)と、2.0L直4ディーゼルターボ(同190ps/400Nm)の2タイプを設定。スタンダードモデルのほか、デザイン面で差別化した「xLine」と「M Sport」を設定する。

■グレードおよび価格
ディーゼル仕様
X3 xDrive20d=662万円
X3 xDrive20d xLine=707万円
X3 xDrive20d M Sport=710万円

ガソリン仕様
X3 xDrive20i=639万円
X3 xDrive20i xLine=684万円
X3 xDrive20i M Sport=687万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン