日本の伝統文化が見直され、海外や国内のアーティストとコラボされることが増えてきた。
「タケオキクチ」は、旗艦店である渋谷明治通り本店で、“博多水引meets TAKEO KIKUCHI”として、博多水引デザイナー 長澤宏美氏が制作する“粋とねじりの美しさ”を表現した展示並びに限定販売を行う。
博多水引と「タケオキクチ」との出会いは、日本のもの作りにフォーカスして取り組んだ「PRODUCT NOTES JAPAN」シリーズで、博多水引のブートニエール(男性のジャケットの襟に付いているフラワーホールに挿す飾り)を採用したことがきっかけだ。
日本には古くから「魂を結び入れる」という信仰があり、水引は幸運を結び寄せる縁起物として使われている。最近では新しい発想で、部屋を清めるインテリアとしても提案されているらしい。
“博多水引meets TAKEO KIKUCHI”では水引の概念を覆すレザーを組み合わせた特別な作品を含む5種の水引が展示される。
今回の作品もブートニエールに使った色と同じ、紺・茶・金の配色で制作。水引の色にはそれぞれ意味があり、紺は凛と力強く生きる、茶は土が山になり大成する、金は極めるということを意味し、スーツを着て戦うビジネスマンの運気を後押しする意味を込めている。
展示は、10月22日(日)まで。青山、神宮前、渋谷、代官山、六本木といった東京の主要エリアを舞台に、デザインシーンの新たなムーブメントとして注目が高まるデザイン&アートのフェスティバル「DESIGNART(デザイナート) 2017」に参画して行なう。
(suchico)