高級ホテルやカフェ、自社ホールなどで開催されることが新車発表会の定番だが、今回マセラティが選んだのは成田国際空港。一般には立ち入り禁止の飛行機格納庫で、新型「グラントゥーリズモ/グランカブリオ」をお披露目した。
しかも、合計28台を運んだチャーター機とともに展示することで、プレミアムブランドならではの非日常感やエクスクルーシブ感を演出した。
今回披露されたのは、ビッグマイナーチェンジを受けた2018年モデル。グレードは「スポーツ」と高性能版の「MC(マセラティコルサ)」となり、4.2リッターV8を積む入門グレードはラインアップから姿を消して、エンジンは4.7リッターV8に一本化された。
最高出力460ps/7,000rpm、最大トルク520Nm/4,750rpmを発生するエンジンはフェラーリ製で、そこにマセラティ独自のクロスプレーンクランクシャフトなどを採用して、抜群のスロットルレスポンスや官能的なサウンドを実現している。
0-100km/h加速と最高速度は、グラントゥーリズモのスポーツ/MCが4.8秒と299km/h、グランカブリオのMCが4.9秒と291km/h、同スポーツが5.0秒と288km/hをマークしている。
ピニンファリーナの手によるデザインは大きくは変わっていない。グリル周りや前後パンパー、LEDデイタイムランニングライトなどをブラッシュアップしたほか、空力特性もわずかながら改善し、「MC」にはボンネットにエアダクトを備える。
インテリアでは8.4インチ・タッチスクリーン式ディスプレイやロータリーダイヤルなどを新たに採用し、最新のエンターテインメント機能に対応している。
■グレードおよび価格
グラントゥーリズモ スポーツ=1,890万円
グラントゥーリズモ MC=2,216万円
グランカブリオ スポーツ=2,000万円
グランカブリオ MC=2,175万円
(zlatan)
画像元:マセラティ ジャパン
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