セイコーの掛時計がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞

1日に何度も見る掛け時計。やはりデザインは気になるものだ。

2007年の発売以来10年にわたり愛され続けるセイコーの壁掛け時計が、2017年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は、長年にわたりユーザーからの高い支持を得て、今後もその価値を発揮し続けるであろうと考えられるデザインを顕彰する。

新しいことが尊重される傾向があるデザインの世界で、変わらないことや、継承・伝承することの意義に目を向けた国際的にもユニークな視点を持つ賞で、近年では多くの人々の注目を集めている。

この時計は2007年から作ものだが、それよりもずっと以前からあったかのような、まさに、みんながイメージするような「掛け時計」。

本シリーズはアルミ鋳造の後、機械加工で歪みのない真円にかたち作り、読みやすさを追求した棒略字のダイヤルを配置。

時計の中心となる針の付け根にボリューム感をもたせることで、視線を向けた瞬時に中心からピントが合い時刻を読み取れる

枠や目盛、針それぞれに僅かな丸みをつけることで、無機質になりがちなスタイルに少しだけ柔らかな印象を与えている。


大、中、小の3サイズ、それぞれ黒色枠、白色枠の2色展開で、好みや設置場所によって選ぶことができる。 受賞商品は11月1日(水)から5日(日)まで東京ミッドタウンで展示される予定だ。シンプルで飽きのこない掛け時計。実際の目で見て、あらためて、その良さを感じてほしい。

 

(TAKAKO.S)