日英老舗ブランドの競演!「印傳屋×アスプレイ コレクション作品」

世界を超え、匠の技が出会った瞬間……。

天正十年(1582 年)の創業以来、鹿革に漆で模様を描く伝統工芸・甲州印伝を製造販売する印傳屋が、1781年創業の英国王室御用達ブランド、アスプレイのクリエーション・コラボレーション・パートナーに日本企業で初めて指名され、このたび「印傳屋× アスプレイ コレクション作品」が遂に完成。2017年9月29日(金)、日本初のお披露目となる発表会を開催した。

「印傳屋× アスプレイ コレクション作品」は、甲州印伝の伝統技法である鹿革と漆で、アスプレイの代表的な模様クロスハッチ(Crosshatch) を表現。クロスハッチは、アスプレイのパッケージにも採用されているブランドを象徴する模様であり、イギリス産業革命時のデザインであるエンジンターニング(回転するエンジンという意味)をモチーフとしている。

作業はすべて、印傳屋の熟練した職人の手作業。自然素材である鹿革は、年間に数枚程度しか手に入らない角ずれ(自然の傷)が全くない最高品質の鹿革を使用。

甲州印伝は、染めあげた鹿革に手彫りの型紙を置き、そこに漆を刷り込む。藁を焚いていぶした後、さらに松脂でいぶして自然な色に仕上げていく。色ごとに型紙を変えて、色を重ねていくことで、鮮やかな色彩の調和が生まれるのだ。

今回のコラボレーションは日英のものづくりの歴史が凝縮された、貴重な機会でもある。今後の作品にも期待していきたい。

(TAKAKO.S)

 

印傳屋ウェブサイト
http://www.inden-ya.co.jp
アスプレイウェブサイト
http://asprey.com