京都・花街の「お茶屋さん」というと、敷居が高く、庶民の生活とはかけ離れたごく一部の限られた富裕層の人たちだけに許された場所と思っている人も多いが、実際は違うという。
しかし、では、なぜ“一見さんはお断り”なのか。
それは、お客様との間に築かれた信頼関係を大切にしているからだ。
特に花街では、人とのつながりを大事に、人の輪を広げていく流儀を守っているといえよう。
とは言え、“一見さんお断り”の「お茶屋遊び」はどうすればできるのか?
そんな要望に応えたオプションプランを開始したホテルがある。
この夏にオープンした『THE JUNEI HOTEL(ザ ジュネイ ホテル)京都 御所西』だ。
立地は京都御苑の西に佇み、平安から明治にかけて歴代の天皇が居を構え、江戸時代には200 を超える公家屋敷が立ち並んでいたと由緒ある場所だ。
しかも、プライベート感を重視した館内のゲストルームは、わずか8室。
ひと部屋あたり平均約50㎡のスペースを確保し、各客室には茶室を模した畳の小上がりスペースが用意されているため、客室内で舞妓さんによる踊りの披露やパネルディスカッション、ご質問や、一緒に記念撮影などが可能となっているのだ。
料金は、1名派遣で5万5千円から。
利用は、花街とホテルとの往復移動時間を含め、2時間30分間だ。
5人で割れば一人1万1千円。いかがだろうか?
『THE JUNEI HOTEL京都 御所西』では、他にも着物レンタルプランや和紙漉きなど、地元のパートナーや国営・市営施設と連携し、日本の素晴らしさ、伝統、歴史をアピールする体験型の宿泊プランを提供している。
食事を希望の方には、創業100年の仕出し処「二和佐」の新鮮な幸とこだわり抜いた旬の食材を生かした仕出しも注文できる。
ただ泊まるだけではなく、京ならではの体験と心からのおもてなし。海外のお客様をお招きしたときに非常に喜ばれそうだ。
(Y.FUKADA)
【ホテル施設概要】
THE JUNEI HOTEL 京都 御所西(ザ・ジュネイ・ホテル キョウト ゴショニシ)
URL: http://www.juneihotel.com/