ゴールドコーストはオーストラリア最大のビーチリゾート。テーマパークやショッピング街、レストランも充実したリゾート地だ。少し足を延ばせば世界遺産の熱帯雨林や手付かずの自然が残る国立公園なども日帰りで愉しめる。一年を通して温暖な気候も魅力的である。
街には高層ビルが建ち並び、サーファーズパラダイスメインビーチをはじめとする美しいビーチが続いている。
ゴールドコーストに滞在するなら中心部からは少し離れるが、ビーチ沿いの高層ホテルをおすすめしたい。眺望がすばらしく、ビーチまで3分という好立地に建つ「ゴールドコーストサーファーズパラダイスマリオットリゾート&スパ」もそのひとつ。
ホテルに入ると広いロビーにカーブを描きながら階上へ続く大階段が印象的。オレンジとブルーの華やかな色のストレリチア、オーストラリアらしい植物「ピンクッション」を足元に使った生花がゲストを迎える。
チェックインを終えエレベーターで高層階の部屋に案内される。部屋に入りカーテンを開けると素晴らしい景色が飛び込んでくる。
窓からは青く広がる海と白波が海岸に打ち寄せるのが見え、高層建てのホテルが立ち並ぶ光景が見えるかと思えば、眼下にはホテルのプールで楽しむ人々が小さく見える。
海水の引かれたプールは白砂のラグーンビーチ風。滝あり、ジャグジーあり、植栽された樹々の傍らには涼し気な木陰ができる。ビーチサイドにはパラソルとビーチチェアが並び、ウォータースライダーがあり、浅瀬にもカラフルな熱帯魚が泳ぐ。子どもから大人まで日がな一日楽しめる。
ホテルレストランではシーフードビュッフェがあるので滞在中に1度はいただきたい。ロブスター・牡蠣・カニ・ムール貝・エビ・スモークサーモンなど新鮮な魚介類と野菜・スイーツが山と並び、誰もが豪華な食材に満足するだろう。
オーシャンビュージュニアスイートルームはライティングデスク、ゆったりとしたソファの応接セット、ミニキッチン、ウォークインクローゼット、大理石のバスルームはバスタブのほかにシャワーブースが設けられ使い勝手がいい。
ベッドは人数分のダブルベッドが用意され、ピンと張られた真っ白なシーツは日に焼けて火照った肌にひんやりと感じられ、毎晩ぐっすり眠れる。
オーストラリアではチップの習慣はないと聞くが、毎日の清掃とベッドメイク・ターンダウンサービスにピローチップを置く。
最終日前日、チップをいつもより少し多く枕元に入れるといつもは一枚のチョコレートがどっさりと。
(小椚萌香)