9月4日に発売されたコンパクトハッチ「DS3」の限定モデルは、マットブラックのボディが鈍く妖しく光るクールな1台だ。
モデル名は「DS3 DARK SIDE(ダークサイド)」。映画『スター・ウォーズ』で広く知られたワードだが、コンパクトオープン「DS3カブリオ」が持つ彩りとは正反対の、ブランドの暗黒面が表現されている。
暗黒面とはいっても、その仕事ぶりはもちろん邪悪なはずもなく、繊細かつ強いコダワリを持ったものだ。
最大の特徴は、当然ながらボディの塗装。ベースカラーの上に模様を転写してから特殊なクリアコートを塗り、最終的にはツヤ消しのマット塗装で仕上げられている。
また、ボディのウエストラインやテールゲート周辺には、DSモノグラムをモチーフとした意匠を塗装面の内部に挟みこむ特殊なペイントを採用し、立体的な視覚効果をもたらしている。
ドアを開けた先にも、漆黒の世界観が広がる。標準装備のレザースポーツシートは、もちろんブラック仕立て。インナー・ドアハンドルには、3Dレーザープリント技術を駆使した、複雑で印象的なデザインのチタン製パーツを採用している。
ベース車は、アイドリングストップ機能付きの1.2リッター直3ターボ(最高出力110ps/最大トルク205Nm)やDS LED ビジョン(バイキセノンヘッドライト&LEDランプ)などを採用する「DS3 シック LED Vision パッケージ(274万円)」。DS3 DARK SIDEはわずか60台の限定となり、価格は303万円。
(zlatan)
画像元:プジョー・シトロエン・ジャポン
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