ついにフィナーレ!『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2016/17』

“コヴェント・ガーデン”と呼ばれることも多い英国ロイヤル・オペラ・ハウス。ここを本拠地として世界のバレエ・ファン、オペラ・ファンからの熱い注目を集めるのが、エリザベス女王の裁可を得て“ロイヤル”の名を冠する『英国ロイヤル・バレエ団』と『英国ロイヤル・オペラ』である。

TOHOシネマズ系列の映画館では、バレエ、オペラともに世界最高の舞台映像を『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17』と題し、昨年11月から上映を行っている。

上映作品は、第一弾のロイヤル・オペラ『ノルマ』にはじまり、バレエ『眠れる森の美女』やオペラ『蝶々夫人』を始めとする人気作品12演目。

すべての上映作品には、ロイヤル・オペラ・ハウスで人気の高い案内人による舞台裏でのインタビューや特別映像を追加。映画館のスクリーンで大迫力の音響と、ライブを観劇しているような臨場感を同時に楽しむことができることで好評を得てきた。

今シーズンのフィナーレを迎えにあたって、ラストを飾るのは、日本人プリンシパル高田茜さんが出演する『真夏の夜の夢/シンフォニック・ヴァリエーションズ/マルグリットとアルマン』(9月8日まで上映。要HP確認)。

そして、オペラ界のスーパースター・ヨナス・カウフマン主演のロイヤル・オペラ『オテロ』が9月8日(金)より公開となる。

ロイヤル・バレエ『真夏の夜の夢/シンフォニック・ヴァリエーションズ/マルグリットとアルマン』は、ロイヤル・バレエの誇る振付家フレデリック・アシュトン(1904–88)の遺産ともいえる3つのバレエ。

『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの戯曲をもとに音楽はメンデルスゾーン。高田茜さんが妖精王オベロンの妻、ティターニアを演じることでも話題の作品だ。そして、『シンフォニック・ヴァリエーションズ』は動きの美しさを表現した独創的な名作。『マルグリットとアルマン』は、「椿姫」をもとにマーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフのために作り上げたバレエである。 ​

ロイヤル・オペラ『オテロ』は、”キング・オブ・テノール“と呼ばれるオペラ界のスーパースター、ヨナス・カウフマンが、ヴェルディの情熱的なオペラに初めて挑んだ作品。策略により愛する妻デズデモーナの誠実さを疑うようになったオテロを演じる。嫉妬と疑惑が起こすシェイクスピアの悲劇「オセロ」をもとに作り上げられたオペラだ。

最高のバレエとオペラを映画館の大スクリーンで体験できる貴重な機会を是非見逃さないでほしい。

公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/   ■配給:東宝東和