アメリカ在住のデザイナー Hiromi Asai は、着物をつくる職人技を次世代に引き継ぐことを目指し、全て着物の生地を用いたメンズウェアを製作。
ニューヨークのジャビッツ・センターで開催されているカプセル・ショーに「真夏の夜の薔薇」というテーマで2018年春夏コレクションを出展中だ。
2016年2月、ニューヨークコレクションに公式出展し、クラウドファンディングで世界中からの出資を受け、史上初の着物ランウェイショーを実現したHiromi Asai (浅井広海)。
着物の生地の高度な生産技術に基づき、全国の職人達と新たな洋装用の生地を共同開発している。
そのプロダクトは、NBC ニュースネットワークやAFP通信、フランス公共放送など、世界のメディアでも取り上げられるなど、注目度は高い。
2018春夏メンズコレクションのハイライトは、紺色のナイトジャケット「薔薇」とグレーのピクニックジャケット。
ナイトジャケットには表地に紺色の薔薇、裏地に黒い薔薇が織り出され、真夏の夜の透き通った薔薇の園が表現されている。
そして、ピクニックジャケットは100年以上前のフランスのワーカーズウェアにインスピレーションを受けたデザインが特徴。
ゆとりのあるシルエットを醸し出す。
その他、紺色のシルクミリタリージャケットや、黒色と青色の墨流し染めプルオーバー、西陣織のノースリーブミリターリージャケットなど、伝統と革新の融合をめざしたメンズコレクションを出展する。
また、HIROMI ASAIはアマゾン・ファッションで着物生地を用いたネクタイの販売をするとともに(http://www.amazon.com/shops/hiromiasainy)、欧米でも販路を拡大中だ。
あなたもその世界観をチェックしてみては?
HIROMI ASAI(http://www.hiromiasainy.com)