中国料理が“四川料理・上海料理・北京料理・広東料理”に大別できるように、実はタイ料理も北部・東北部・南部などの地域性、いわゆる郷土料理があるのをご存じだろうか。
中でも東北部の「イサーン料理」は独特の味わいで人気が高く、タイ国内でも行列のできるお店も少なくない。
この「イサーン料理」の料理人として、知る人ぞ知る存在のインソン・コルゲイ氏監修の『Asian Table UDAGAWA(アジアンテーブルウダガワ)』が、渋谷センター街の新グルメスポット「HULIC & New SHIBUYA」の最上階にオープンした。
インソン氏は、半頭買いした岩手の和牛や宮古島のハーブなど彼が気に入った日本食材の素材を活かしつつ、イノシシ料理や牛の内臓料理など日本ではあまり馴染みのないおすすめメニューを考案。
産直食材のため、仕入によってないこともあるが定番料理のソムタムやラープなどが充実している。
お店の売りはイサーン名物の「ガイヤーン」。
鳥取の大仙鶏を1匹丸ごと自家製のナンプラーとにんにくベースの甘辛いタレに漬け込み、じっくり焼き上げたチキングリル。皮はパリッと、中はやわらかく、口の中で旨みと深みある美味しさが広がる。
他にも、虎が鳴くほどうまいと名付けられた「スワロンハイ」(タイの牛ステーキ)やイサーンのもつ鍋「チムチュム」、猪の皮がプルプルしておいしいタイのジビエ料理「アハーン パー」など彼が気に入った食材で作るタイ料理屋はどれも絶品だ。
渋谷初のシンハーの生ビールをはじめ、アジアのクラフトビールや世界初のタイ米でつくった焼酎、自然派ワインなど飲み物も充実している。
最上階からの夜景を眺ながらの絶品・イサーン料理。夏の夜にはぴったりだ。
【Asian Table UDAGAWA】
住所: 東京都渋谷区宇田川町 31−1 HULIC&New SHIBUYA10F
(Y.FUKADA)