新型5シリーズツーリングは、野暮ったいワゴンとは一線を画したスポーティかつスタイリッシュなモデルだ。ボディサイズは、全長4,950（先代比＋35）×全幅1,870（同＋10）×全高1,500（同＋10）mm。先に発売されている5シリーズセダン同様、ボディを拡大しながら、車重は80kgほどの軽量化を実現している。

抜群のリアスタイルをキープするため、絶対的なラゲッジ容量はクラス最大とはいかないものの、通常時570L～最大1,700L（先代比＋30L）は必要にして十分。ワンタッチで前倒しできる40：20：40の分割可倒式リアシートや床下収納、テールゲートとは独立して開閉できるリアウィンドウなど、使いやすさはクラス最高レベルだ。

また、全グレードに標準装備されるセルフレベリング機能付きのリアサスペンションが荷物の重さを自動で判断し、車高を常に一定に保つことでBMWらしいスポーティなドライビングを実現している。

ラインナップは、出力違いの2.0リッター直4ターボを積む「523i ツーリング（最高出力184ps／最大トルク290Nm）」と「530i ツーリング（252ps/350Nm）」、3.0リッター直6ターボと4輪駆動を採用する「540i xDrive ツーリング（340ps/450Nm）」、2リッター直4ディーゼルターボを積む「523d ツーリング（190ps/400Nm）」の4種類が揃う。

中でもオススメは、やはり「523d ツーリング」。最新世代のディーゼルはクラストップレベルの19.4km/Lという好燃費はもちろん、静粛性も飛躍的に高められているようだ。

もちろん、部分自動運転を可能にした最新の運転支援システムや、タッチパネル機能やジェスチャー・コントロールを備えた最新世代のiDriveといった未来的な装備も充実している。

■主なグレードおよび価格
523i ツーリング＝650万円
523d ツーリング＝746万円
523d ツーリング Luxury＝813万円
523d ツーリング M Sport＝814万円
530i ツーリング Luxury＝812万円
540i xDrive ツーリング M Sport＝1,069万円

※すべて右ハンドル仕様

（zlatan）

画像元：BMWジャパン