海底で眠らせたウイスキー「Tourbillon」のファーストロットを海から引き上げ

南伊豆の海底には、静かに熟成を進めたシングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーが眠っているという。
海底で眠らせたウイスキーは堆積物や海棲生物が付着し、まるで難破船から引き上げたような雰囲気たっぷりの見た目になる。

沈めていない同製品と比べて味はまろやかに変化しているのだとか。

海底熟成ウイスキーを扱うトゥールビヨンは、南伊豆の海底にある熟成庫で眠らせたウイスキー「Tourbillon」の2製品のファーストロットを引き上げた。

 

何年にも渡りウイスキーの熟成を調査。

 

初ロットの製品となるのは、10年熟成となるアイラ島のシングルモルトウイスキーと、44年熟成となる絶品ハイランドグレーンウイスキーの2種類。

初ロットは2種類のウイスキー。

 

封蝋をして浸水しないよう処理を施している。

2016年11月に海底で眠らせた幻のワイン「SUBRINA」を手がけるコモンセンスの協力を得て、海底に沈め、引き上げるまでの間何度も海に潜り、状態を観察。

今回は、いつもよりも堆積物の付着が多く、フォトジェニックな仕上がりになることが期待される。味の変化にも期待大だ。

 

 

2016年11月に海底貯蔵庫に入れた時の様子

 

「Tourbillon」は引き上げ後、乾燥の工程を経て、2017年冬にリリースする予定。
海底で時を過ごし熟成が進んだ琥珀色のウイスキーをぜひ味わってみたい。

 

■ウェブサイト
株式会社トゥールビヨン
http://tourbillonwhisky.jp/wp/