アフリカデザイン会社のMaki &Mpho、初のテキスタイルデザイン展「HAMBA」を開催

「Maki & Mpho」は2017年5月19日から6月11日までの期間、ホテルアンテルーム京都内の「ギャラリー9.5」にて、同社クリエイティブディレクター兼テキスタイルアーティストであるムポ・ムエンダネの作品を中心に、テキスタイル展「HAMBA」を開催する。

「Maki & Mpho」はアジア・米国でのビジネス実績があり、2015年日本起業家賞(クリエイティブビジネスカップ賞)を受賞し、東京都主催の「Tokyo Startup Gateway 2015」のファイナリストとなったマキと、モザンビーク系南アフリカ人テキスタイルデザイナーのムポが結成した、情報発信型デザインブランド。アフリカの「もう一つの視点」を発信する独自のテキスタイルアートと、ジャパンクオリティのものづくりでグローバル市場に挑む。

ムポ・ムエンダネは南アフリカからの難民として渡米した両親のもとで生まれ、アパルトヘイト後の南アフリカで育った。そんな彼女のデザインは、シンプルな線使いと大胆なリピート柄が特長。すべて手描きのモチーフを元にしており、それぞれに彼女独自の視点によるアフリカの姿を映し出す物語がある。

展覧会では、柄作品とヨハネスブルグや京都でムポが撮影したポートレート写真の展示のほか、併設ショップにて日本の播州織とコラボレーションしたテキスタイル雑貨などの販売も行う。

そして今回会場となる「ホテルアンテルーム京都」は、ホテルと長期滞在型ホテル(アパートメント)、ギャラリーからなる複合施設で「京都の今を表現するアート&カルチャーが集まる場所」をコンセプトに、2011年4月にオープンした。彫刻家・名和晃平氏が率いるクリエイター集団「SANDWICH」をはじめ、京都や関西エリアを中心に活動するアーティストやクリエイターをパートナーに迎え、客室や共用部にアートを配しており、国内外から多くの旅行者が滞在している。

アートと旅。展覧会名「HAMBA(ハンバ)」は、さまざまな「動き」を表現するズールー語の動詞で、今まさに動き出した「Maki & Mpho」の旅を象徴している。

<開催概要>
展覧会名:Maki & Mpho テキスタイルデザイン展「HAMBA」
日時:2017年5月19日(金)~6月11日(日)12:00~19:00
場所:ホテル アンテルーム​ ​京都/ギャラリー9.5
URL:http://hotel-anteroom.com/gallery/1885
レセプション:5月20日(土)17:00-19:00(参加自由・無料)

(田原昌)