明治時代の邸宅・夷川邸で歴史に思いを馳せながらいただく着物ランチ

特別な日を過ごしたい人へ。和服に身を包み、歴史ロマンに思いを馳せながら、珠玉のイタリア料理のランチはいかがだろうか。

京都の北から南へ流れる鴨川のほとりに佇むザ・リッツ・カールトン京都は、古典的なアンティーク、モダンな要素、多くのオリジナル芸術作品を内装に取り入れた、和洋折衷のユニークなデザインをコンセプトに、2014年に開業した。

ホテルに足を踏み入れ、自然光がたっぷり入るティーラウンジや、クールでスタイリッシュなバーを進むと、そこにはザ・リッツ・カールトン京都の重要な文化的遺産であり、歴史的建築でもある、夷川邸が姿を現す。

この邸宅は、1908年に総檜造りの別邸として建てられ、家主であった藤田伝三郎は実業家として成功を収め、民間出身者で初めて男爵の位を授かった人物だ。彼は藤田財閥の創始者としても知られ、明治期の政治経済界から注目される、日本近代化を担った存在だった。

ザ・リッツ・カールトン京都の開業にともない、夷川邸はホテルへの移築のため改装工事が行われ、2013年に工事が終了。夷川邸には、緻密に彫金された6枚の葉と花びらを配した釘隠し、さらに珍しい千鳥のデザインが施された純銀の引手など、数多くの貴重な調度品が残っており、歴史的芸術的魅力にも溢れている。

この夷川邸で、着物で珠玉のイタリア料理を楽しむプランが、この春から登場。まるで上流階級の人々が着物で洋食を楽しんだ明治の文明開化の時代を追体験するかのようなこの特別プランには、豪華なイタリアンランチコース、デザート、「京都祇園や」のプロの着付けやヘアスタイリングが含まれており、特別な日を気軽に楽しむことができる。

夷川邸から見える美しい日本庭園の眺めとともに、素晴らしいイタリアンを堪能し、その後は着物でザ・リッツ・カールトン京都の周辺を散歩するのもよいだろう。

近くの鴨川沿いを歩けば、寺社、昔ながらのお店、喫茶店など数多くの観光スポットを散策できる。

時 間: 午前 11:30 ~ 午後 2:30 (ラストオーダー)
内 容: ランチ(料理4品、デザート1品)
料 金: 平日 ¥20,000(税・サービス料込)
土日祝日 ¥25,000(税・サービス料込)
※前日午後6:00までに要予約。
※料金には個室料、ホテルでの着付け、ヘアアレンジ代、食事代が含まれる。
※夏は浴衣の着付けになる。