徳島県の魅力を発信する施設「TurnTable」が裏渋谷に開設

徳島というと、阿波踊りや鳴門の渦潮が真っ先に浮かぶが、「関西の台所」と呼ばれることも多く、豊かで恵まれた食材の宝庫でもある。

国内最大級の水量を誇る吉野川を代表とする川の多い県であり、土質も様々な野菜や果物を生育するのに適している。

これらの水と風土に囲まれた環境で育成する鶏、豚、牛肉の品質の評価も高い。また、わかめ、ハモ、アワビをはじめ多くの海産物も豊かだ。

そこで、徳島の食材を主役としたメニューを提供するレストランとマルシェと宿泊の機能を有する「都会のオーベルジュ」をテーマにした体験型の施設「TurnTable(回帰する食卓)」を、このたび裏渋谷に開設。2017年度中の開業を目指している。

この施設を手がけるのは、「いっしょにつくろう」を標語に、建物のリノベーションだけではなく、その運用まで企画、実施をするDIY工務店。

宿泊は、東京都内の馬喰横山の「IRORI」「北斗星」、柴又の「Shibamata FU-TEN」など数軒のホステルを営むR・Projectが担当する。

TurnTableの名前には、いわゆるレコードをかけるターンテーブルの意味も掛けてある。

館内にはレコードプレーヤーを用意し、BGMにLPを使用。今回、徳島の自然の音、街の音、仕事の音などをサンプリングしTurnTableで徳島を表現するアルバムも制作中だ。

世界的DJ「Mitsu the Beats」や「cro-magnon」「marter」などのアーティストが所属するレーベルJazzySportが楽曲の制作を担っている。

徳島と渋谷、自然と都会、人と人がセッションする場。日本初、オーベルジュ型アンテナショップ「TurnTable(ターンテーブル)」は、日本の魅力を世界に発信できる場として、従来にはない、新しい形のアンテナショップの形となるに違いない。