17歳の社長が提案する次世代情報端末としてのパーソナルロボット

スマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機と、さまざまな情報端末がある。しかし、キーボードを入力する、マウスを動かする、タッチパネルを操作する画面に依存しないで情報をオープンにやりとりできる端末はどうやったらつくれるのか?

そんな発想から生まれたのが、身振り、手振り、会話によるコミュニケーションができるロボット情報端末だ。このロボットを提案するのは、2017年2月に株式会社Yokiを設立。現在、同社代表取締役社長である17歳の東出風馬だ。

ユーザーが「おなか減ったなー」つぶやいたとする。
これを聞いた情報端末は、食事の履歴、健康状態、好き嫌いなどの情報をもとにユーザーが気に入りそうで、すぐに届くデリバリーピザを提案。
端末:「こんなピザあるけどどうかな?」
ユーザー:「あ、いいねえ」
端末:「注文しますか?」
ユーザー:「するする!」
端末:「注文完了しました! 30分で届くらしいです」

このように、ユーザーが寒そうにしていたら、エアコンの温度を上げる。ユーザーがきっと面白いと思ってくれる番組を録画しておいてくれる。そんな機能を実現させるために、ユーザーの何気ない言葉や仕草などからユーザーの嗜好やニーズなどを読み取って先に行動できる能動的な情報端末として、Yogiでは、第一号の商品として、HACOという名の小さな木製のコミュニケーションロボットを開発中。

HACOは汎用パーツやオープンソースを活用することで、コミュニケーションロボットとしてはこれまでにない低価格と高いカスタマイズ性を実現。「一家に1台」ロボットを普及させることをめざしてプロジェクトを進めている。数か月以内にクラウドファンディングにて先行販売を開始する予定だ。

クラウドファンディング開始情報やその他Yokiの最新情報の入手については、公式ホームページ(https://www.yoki-jp.com/)よりメール配信登録を。

東出風馬社長は、1999年東京生まれの17歳。

中学2年時に、画面に依存せず、楽しく扱え、能動的にサービスを提供できる情報端末をロボットをとおして実現するために起業を決める。 2016年夏、THINKERS FESテクノロジー部門優勝。同年11月TOKYO STARTUP GATEWAYにて1000人の応募の中から優秀賞を獲得。次世代の注目株として、これからも目が離せない。