ハイクラスのお好み焼き店「ぷれじでんと千房」

所要で心斎橋に出かけた折、ランチに立ち寄ったオー・エム・ホテル日航ビルの地下2階にある「ぷれじでんと千房」。

お好み焼きのチェーン店と認識して店舗に入るとたじろぐほどシックな雰囲気で高級感にあふれている。

お好み焼きを焼くのであろう鉄板はステーキハウスのようにピカピカに磨かれ、店内には洗練された空気感が漂っている。

ホテル内の店舗なのでちょっと高級感を出しているだけかと思ったが、担当の若い女性のシェフと話すうちに「千房」でもコンセプトが異なる店舗があると初めて伺った。

メニューにはお好み焼き・焼きそば・モダン焼きなどのほかに、ステーキ・鉄板焼き・各種コース料理も並び記念日や接待にも十分使えそうである。

ランチタイムだったのでランチメニューの中からサラダ、香の物、味噌汁の付いたステーキ丼を。

「ドリンクはどうなさいますか?」の問にドリンクメニューを眺めるとこちらも充実の品ぞろえ。

生ビールをいただきたいところだがお腹がいっぱいになりそうなのでドリンクは遠慮した。

まずはサラダの登場。

鉄板で肉を焼いているのを見ているとムクムクと生ビールがいただきたくなる。

無理とは思いつつ「生ビールの小さいグラスサイズはありませんか」と尋ねてみた。

すると「このサイズでよろしいでしょうか」とわざわざグラスを食器棚から出して見せてくださる。

確かメニューにこのサイズはなかったはず。シェフの機転だったのか、はたまた裏メニューだったのか定かでないが、嬉しい1杯を手に入れた。

サラダに続き出てきたステーキ丼。「どんぶり」というにはあまりにも可憐な一品。

ステーキを口に入れて驚いた。リーズナブルなランチにはあるまじき柔らかさ。

「お肉がとっても柔らかくておいしいですね」と評すると「こちらのランチのコスパは最強と思います」と。

華奢なスタイルでキビキビとした手さばきが見事なシェフとの気さくな会話に独りランチも楽しい時間に。

近くに店舗があればまたお邪魔したいと思ったがどうやらハイクラスの店舗数は限られているらしい。

「ぷれじでんと千房」は大阪に4店舗、都内に2店舗、「千房Elegance」は大阪に1店舗、都内に2店舗の展開。

見かけたら利用してみてはいかがだろう。

 

千房 CHIBO 公式サイト:http://www.chibo.com/

 

(小椚萌香)