小型SUVのデザインコンセプト「FT-4X」は、ボディサイズ的に見るとFJクルーザーの後継ではないが、FJクルーザーを超える“最強の外遊びツール”としての魅力に溢れている。
ちなみにボディサイズは、全長4249×全幅1821×全高1623mm。FJクルーザー(4635×1905×1840)よりふたまわり小さく、C-HR(4360×1795×1550)より少し大きいという感じになる。
「X」をモチーフとしたスタイリングも個性的だが、面白いのはアウトドアシーンでの機能性とデザインを融合させた数々のアイテムだ。
まず外観では、シーンに応じて横開きと縦開きを使い分けできるバックドア、グローブをしたままでも握りやすいドアハンドル、そしてサイドミラーにはアドベンチャーを記録するための小型カメラが内蔵されている。
内装はちょっとした秘密基地のような雰囲気だ。ドアハンドルは飲料用ボトルとして、アームレストは寝袋として、ルームライトは懐中電灯として、それぞれ取り外して使うことができる。もちろんオーディオもポータブル仕様だ。
さらにスライド式カーゴボードの下には収納ボックスがあり、バックドア内側には冷蔵&保温ボックスまで装着されている。
ターゲットユーザーがいわゆる「ミレニアル世代」(30代半ばまでの若者世代)なだけに、スマホ用ドックを設置してナビゲーションやオフロードアプリを利用することを想定している。
実際の使用シーンを色々とイメージしていると、なんだかワクワクしてこないだろうか。今後の展開が実に楽しみな1台だ。
(zlatan)
画像元:トヨタ自動車
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