ホテル椿山荘東京では、蛍の飛翔前の行動としての「上陸」(さなぎになるため、水中から陸に上がる)を、4月7日(金)の夜に目視で確認したとの事。
例年の「上陸」から「飛翔」までの時間を鑑みると、今年も5月中旬頃から蛍の美しい飛翔が楽しめそうだ。
椿山荘では蛍に関する面白い仮説を検証中である。
それは幼虫が陸に上がってから初飛翔までの日数は、日々の気温が関係しているのではないかという「500度説」。陸に上がった翌日から「1日の平均気温」を積算していき、500度に達した時に、蛍の初飛翔が観測できるというものだ。
検証を始めた2010年から2012年、2014年と2016年はほぼ「500度説」通りに初飛翔が観測。しかし2015年には大きな誤差が。参考までに昨年の検証を挙げておくと、上陸は今年と同じ4月7日で、初飛翔は5月10日だった。
この「500度説」における積算温度は、ホテルのホームページやSNSで随時更新している。それを参考に、蛍の見頃を割り出して出掛けると美しい飛翔が鑑賞できそうだ。
5月19日から7月2日には「ほたるの夕べ」が開催される。
海の高級食材「鮑」や好評の「ローストビーフ」を主役にした「ほたるの夕べ ディナーブッフェ」や、シェフが蛍の情景を表現したレストランメニューで舌鼓を打つ。
また閉園後の静けさを取り戻した庭園で、特別に蛍を愛でる「Private Firefly Night Stay」という宿泊プランも嬉しい。宵闇に舞うその美しさを存分に堪能してみたい。
他にも大人の夜を演出する「ほたるとスタンダードジャズを楽しむ夕べ」など、この季節限定のプランが各種用意されている。
東京の夜をほのかに照らし出す蛍の光。日々の忙しさを忘れ、大切な人と特別な初夏の宵を楽しもう。
■「500度説」積算温度
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/event/news/3758db6aef67748.html
■ホテル椿山荘東京
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/
(田原昌)