南阿蘇鉄道を駅弁で復興応援「ロバート馬場さんと駅弁プロジェクト」

2016年4月16日未明に起きた地震の影響で、南阿蘇鉄道は甚大な被害を受けた。災害前の全線17.7kmに対し、現在復旧している区間(中松 – 高森間)は約7km。

熊本県南阿蘇村役場では、今でも一部区間の運休が続くこの南阿蘇鉄道の復興支援プロジェクトの一環として、お笑いグループ「ロバート」の馬場氏と地元の農家らで考案したオリジナル駅弁の限定発売を開始した。

オリジナル駅弁は、南阿蘇特産の赤牛の肉や高菜などの野菜、米まですべて地元産にこだわった「たっぷり赤牛・牛めし弁当」。

価格は1,300円で、3月25日から5月7日までの土日のみ南阿蘇白川水源駅にて限定販売している。

オリジナル駅弁の発売当日は、観光名物のトロッコ列車「ゆうすげ号」を特別仕様にし、南阿蘇鉄道にゆかりのある人々を招待して走らせた。その様子を記録したムービー「ロバート馬場さんと駅弁プロジェクト本番編」は、震災からちょうど1年経つ2017年4月14日(金)に公開している。

 

[youtube]https://youtu.be/-HBU_5fpRfg[/youtube]

 

「南阿蘇鉄道 駅弁プロジェクト」とは「脱線した線路を駅弁がつなぐ」をコンセプトに、今でも一部区間の運休が続く南阿蘇鉄道の復興支援プロジェクトの一環としてスタートしたもの。

オリジナル駅弁の売り上げの一部は南阿蘇鉄道復旧義援金に寄付されるので、駅弁の購入自体が南阿蘇鉄道全線復旧の支援につながる。

また4月15日(土)より、「ドラえもん」「名探偵コナン」など117名もの漫画家・原作者による「がんばれクマモト! マンガよせがきトレイン」も期間限定で運行。

様々なイベントも催される予定なので、そちらも注目したい。

「南阿蘇鉄道は小さなローカル線です。しかし、阿蘇地域には無くてはならない鉄道です。この小さなローカル線を残すために、全国の皆様から温かい激励と大きなご支援を頂き、深く感謝いたします。「南鉄」を一日でも早く全線復旧させ、地元の足・観光の足となり震災前の元気な阿蘇に戻れるよう職員一同頑張ってまいりますので、引き続き皆様のご支援、ご声援をお願いいたします」

風情のあるトロッコ列車「ゆうすげ号」に揺られ、地元産のみで作られた駅弁を食べる。多くの人に南阿蘇の郷土愛を感じてもらいながら、全線復旧の足掛かりとなってほしい。

■ムービー「ロバート馬場さんと駅弁プロジェクト 本番編」
動画:https://youtu.be/-HBU_5fpRfg

■南阿蘇鉄道応援サイト: http://www.mt-torokko.com/ouen/
①グッズを買って応援:http://mt-torokko.com/shop/html/
②募金して応援:http://www.mt-torokko.com/2016/09/03/114/
③枕木オーナーになって応援:http://www.mt-torokko.com/makuragi-owner/

■「がんばれクマモト! マンガよせがきトレイン」
運行情報やイベント:http://www.mt-torokko.com/syougakukan/
南阿蘇鉄道株式会社 高森駅 0967-62-0058

(田原昌)