津軽海峡を渡る少しだけ贅沢なファーストルーム・スイートルームの船旅

北海道ドライブ旅行といえば、本州から空路で北海道に入りレンタカー、というのが定番か。

マイカーで北海道の大地を走りたい、という場合にはフェリーの利用は不可欠。青森と函館を結ぶフェリーは「青函フェリー」と「津軽海峡フェリー」が運行している。

今回はフェリーでも少々の贅沢を味わえる「津軽海峡フェリー」の船内と高等客室を紹介しよう。

搭乗時はエアラインとは異なり、ファーストクラスとエコノミークラスといった区別は特段ない。

誘導に従って自家用車をフェリー内に移動し、スタッフにタイヤを固定してもらったのち、客室に向かう。3時間40分の船旅の始まりだ。

車両甲板から客室階へはエレベーターで上がることができる。レセプションでファーストルームのチケットを提示し、ルームキーを受け取る。

部屋に入ると、ツインベッド、テーブルとビーズクッションのソファ、テレビ、洗面台がありちょっとしたホテルの様相。作務衣と使い捨てのスリッパが備えてあり、ゆっくりと過ごせる。

のんびりする前に船内を一巡。

スタンダードルーム、レディースルーム、赤ちゃんルーム、シャワールーム、ドッグルーム&ドッグバルコニーのほかキッズルーム、ゲームコーナーもあり、目を見張るばかり。

有料ではあるが、マッサージコーナーにマッサージチェアが並ぶ。

オートレストランには自販機と電子レンジが備えてある。

さて、売店でおつまみでも購入してゆっくりすることにしよう。

北海道をマイカーで満喫し、復路は函館ターミナルから乗船。函館ターミナルには函館土産、北海道土産を取りそろえたショップがあり、見て回るのも楽しい。

復路のフェリーではスイートルームを利用した。

部屋にはツインベッド、テレビ、テーブルとソファ、バス・トイレ・洗面台が完備しホテルそのもの。

使い捨てのスリッパのほか、タオル、ドライヤー、シャンプーなどのアメニティも用意されている。

船舶の種類により船内施設は異なるが、大型フェリーは船内を見て回るだけでも時間が経ち、3時間40分は長いようであっという間だ。

かすかな振動を感じながら窓からの景色が徐々に移り行くファーストルーム、スイートルーム体験は旅の思い出の一幕となった。

 

津軽海峡フェリー 公式サイト:http://www.tsugarukaikyo.co.jp/

 

(小椚萌香)