日本初となるIoT体験型宿泊施設であるスマートホステル「&AND HOSTEL」の2号店が4月上旬に東京・浅草北に開業する。
近未来のIoT空間を楽しめる体験型宿泊施設で、最先端のIoTデバイス開発を行なっている各社の協力の下、10種類のIoTデバイスを組み込んだ客室やダイニングが設置されている。
チェックイン/チェックアウトはもちろん、空調管理や観光案内、睡眠管理など滞在中のあらゆるシーンで、IoT体験が可能だ。
「&AND HOSTEL」は単なる宿泊施設としてだけではなく、以下の3つの価値を創造する日本初のユニークな《場》となっている。
1 日本のIoT技術力を世界へ発信するプレゼンテーションの場
2 IoTデバイスの技術開発/実証実験の場
3 IoTプラットフォーム構築の研究/改善の場
様々な企業とコラボレーションし、新たな取組を実施している。体験できるIoTを紹介しよう。
【採用IoTデバイス一覧】
・ MESH / ソニー株式会社
スイッチやセンサーの機能を搭載した7つの電子タグを、MESHアプリにつなげて操作することでIoTの仕組みをつくることができる。
・ iRemocon / 株式会社グラモ
スマホやタブレットと連携できるネットワーク接続型の高機能学習リモコン。
・ Qrio Smart Lock / Qrio株式会社
世界最小の接地面積で様々な条件のドアに取り付けられるスマートキー。
・ mornin’ / 株式会社ロビット
スマホで設定した時刻にカーテンが自動で開き、太陽の光で快適に目覚めることができる。
・ タッチ型ディスプレイ / KDDI株式会社
大型のマルチタッチディスプレイでインタラクティブなコンテンツが楽しめる。
・ FLOOME / 2045Tech
呼気中アルコール濃度を測定し、スマートフォンに直接結果を送信してくれる。
・ KAMARQ / KAMARQ HOLDINGS PTE.LTD
天板全体が、スピーカーになっている新規技術を搭載したテーブル。
そのほか、スマホを使い、調光や1600万色以上もの調色ができるスマートLED照明やアートや写真など2万点以上の作品を映し出すデジタルキャンパス、さらにスマートフォンを通じてどこからでもペットたちを見守り、話しかけ、遊んであげるサービスなど至れり尽くせりだ。
現状、IoTデバイスを動かすアプリは各々専用アプリが必要だが、「&AND HOSTEL」では、採用デバイスの横断的なプラットフォームとして「&IoT」を開発。「&IoT」のアプリひとつで、客室の至るところに設置してあるデバイスの操作が可能となる。
部屋自体がエンターテイメント空間となるので、宿泊体験を観光目的の一つとして楽しめる。