大阪の春の風物詩 大阪造幣局「桜の通り抜け」

明治16年に始まった大阪造幣局の「桜の通り抜け」。

毎年4月中旬、造幣局構内旧淀川沿いの通路を花見客に1週間開放する。

今年の開催日時は4月11日(火曜日)から4月17日(月曜日)までの7日間。

平日は午前10時から午後9時、土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで。

造幣局の南門から入り、北門へ観覧客が頭上に咲いた満開の桜を見ながら、あるいは写真に収めながら花見客が一方通行で移動して歩く。

「あともどりができない通り抜け」から「桜の通り抜け」と呼ばれるようになったという。

桜の種類はソメイヨシノよりも遅い時期に咲く種類で八重の桜が多く、色は白・薄桃・濃桃・緑などさまざまに美しい。

 

座って飲食しながらの花見とは趣が異なるが、満開の桜の花の美しさは格別。

通り抜けの所要時間は混み具合にもよるがおおよそ30分程度。

土日や平日も午後になると混雑するのでできれば平日の午前中が狙い目。

ライトアップされる日没後から閉門までの時間を狙って行くのも幻想的な桜を愉しめる。

会場内での飲食はできないが、造幣局の周辺の道沿いにはたくさんの屋台が出る。

定番のお好み焼きやフランクフルト、たい焼きなどから日本酒、焼き鳥、枝豆、サザエのつぼ焼き、おでん、焼きトウモロコシ、から揚げ屋などなどずらりと並ぶ。

この時季だけの満開の桜を観に大阪造幣局へ行ってみてはいかがだろう。

 

期間中、造幣局周辺では交通規制を行う。また幣局構内および周辺には、駐車場がないので公共交通機関の利用を呼びかけている。

【参考】

地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分

JR東西線「大阪天満宮」駅(2号出口)下車徒歩約15分

JR東西線「大阪城北詰」駅(3号出口)下車徒歩約15分

造幣博物館および工場見学は、平成29年4月10日(月曜日)から4月17日(月曜日)までの間、休止となるのでご注意を。

 

大阪造幣局 住所:大阪市北区天満1-1-79

問い合わせ先(ハローダイヤル):050-5548-8686

ハローダイヤルの案内期間は、平成29年3月10日(金曜日)から4月17日(月曜日)まで。

 

(小椚萌香)