マセラティ初のSUV「レヴァンテ」に、初のディーゼル+もうひとつの“初”

レヴァンテは、マセラティらしい流麗かつ優美なスタイリングと、SUVとしての実用性や走破性をバランスさせたモデルだ。

ボディサイズは全長5000×全幅1985×全高1680mm。このカテゴリーに属するモデルの中ではもっとも重心が低く、前後重量バランスも理想的な50:50をキープして走りの良さをアピールする。

今回追加されたのは、ミドルセダンの「ギブリ」と同じ3.0LのV6ディーゼルターボ+8速AT。最高出力は275ps/4000rpm、最大トルクは600Nm/2000-2600rpmを発生し、13.9km/Lの複合サイクル燃費はもちろんレヴァンテの中で最良となる。

低回転域からの力強いトルク、優れた環境性能というディーゼルの美点を備えているのはもちろんだが、マセラティのそれが他とちょっと違うのはサウンドの扱いだ。

ディーゼルでもクセになるエキゾーストノートを堪能するべく、テールパイプの脇に2つのサウンド・アクチュエーターを取り付けて、ディーゼルらしい逞しいサウンドとディーゼルらしからぬ官能的なサウンドを響かせる。

そして、もうひとつの嬉しい“初”は、レヴァンテ初の“右ハンドル”であること。左ハンドルのドライブはそれはそれで新鮮だが、やはり日本で乗るにはほぼ百害あって一利なし。マセラティに限らず、よほどのこだわりが無ければ、素直に右ハンドルを選んでおくのがいいだろう。

■グレードおよび価格
レヴァンテ ディーゼル=976万9,090円(ディーゼルターボ+右ハンドル)
レヴァンテ=1,080万円(ガソリンターボ+左ハンドル)
レヴァンテ S=1,279万円(ガソリンターボ+左ハンドル)

(zlatan)

画像元:マセラティ ジャパン