グローバル市場でホンダの主翼を担っているシビックは、初代登場から実に45年を経ているロングセラーモデルだ。
日本では8代目モデルの2010年9月に生産終了。昨年10月に「タイプR」が750台限定で投入されてはいるものの、実に7年ぶりの完全復活となる。
東京オートサロンで披露された新型シビックは、区切りの10代目を数える。
今回から新設計のプラットフォームを採用し、スポーティーかつ上質な走行性能をはじめ、燃費や安全性能、居住性など、全方位的な進化を果たしているという。
詳細スペックは残念ながら公表されなかったが、ハッチバック&セダンには力強い走りと燃費を両立した1.5Lの直噴ターボエンジンを搭載する。
タイプRには先代と同じく2.0Lの直噴ターボエンジンを搭載する模様。
先代の310ps/400Nmを上回るパフォーマンスが与えられ、“タイプR史上最速”となるのは間違いないところだ。
もちろん、ニュルブルクリンク北コースにおける“FF量産車最速”の称号を奪還することも視野に入れて開発が進められている(現在の最速はVW・ゴルフGTIクラブスポーツS)。
デザインは低くワイドに構えたスタイルと伸びやかなライン使いが印象的。LEDライトも精悍なイメージに一役買っている。
コックピットも走る気持ちを駆りたてるスポーティな仕上げ。質感も大きくジャンプアップされるようだ。
かつてはF1を筆頭にスポーツイメージが強かったホンダも、近年はミニバンメーカーあるいは軽自動車メーカーと揶揄されてきたが、昨年のNSXに続くスポーツモデルの投入によって“らしさ”が戻ってくるとしたら、多くのファンが歓迎することだろう。
(zlatan)
画像元:ホンダ技研工業
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