スイスの老舗時計ブランド「ファーブル・ルーバ」がこの秋、日本に上陸。国内での取り扱いを正式にスタートし、新コレクションを世界に先駆け日本で初公開した。

ファーブル・ルーバの歴史は、創立者のアブラハム・ファーブルがル・ロックルに小さな工房を設立した時に始まる。その存在が、初めて正確な資料に登場したのが1737年。以来、革新的な時計作りへの挑戦を続けてきた。

あらゆる気候条件の下でも高い機能性、正確性、信頼性を誇ることで世界中に知られており、ブラジルやチリ、インド、アメリカなど各国でビジネスを展開。

2011年にインドのタタ・グループに買収され、今後のビジネス戦略の行方が注目されている。

今回公開したのは、究極のダイバーズウォッチである「レイダー・ハープーン」。ファーブル・ルーバの伝統に裏打ちされた革新的な技術とデザインの力が存分に発揮されたコレクションだ。

水中でもその機能を最大限に発揮できるよう、針を1本しか必要としないメカニズムを開発。

ダイビングで最も重要な単位である分は針で、現在の時間は回転するアワーリングで、同時に表示する仕組みだ。文字盤の中央には回転ディスクがあり、これを秒の表示と機能制御に使用している。

伝説的なファーブル・ルーバのモデルにインスパイアを受けたデザインで、十四角形のベゼル、独特なケースデザイン、特徴的な針とインデックスマークなどの要素がこのブランドらしい魅力を放つ。

同コレクションは日本に続き、スイス、ドイツ、オーストリア、アジア諸国、中東、インドなど世界各国でも発売予定。各モデルの価格帯は22～54万円。

極限状態に挑む人々のパートナーとして、279年以上に渡り挑戦を続けてきたファーブル・ルーバの歴史が結晶した、美しい存在感を放つこのコレクション。

ぜひ手にとってその魅力を感じてほしい。

画像元：SwissPrimeBrands株式会社

(y.kometani)