電気自動車(=EV)に興味はあるけれど、航続距離があまりにも短すぎる……。そんな風に二の足を踏んでいた方にとって、新型「BMW i3」は真剣に検討する価値があるモデルになった。
一充電あたりの航続距離(JC08モード)は、これまでの229kmから390kmへと大幅に延長。発電用エンジンを備えたレンジ・エクステンダー装備車なら、合計で511kmを実現している。
これは東京⇒大阪を一充電で走れるようなレベルだ。
実際の航続距離はカタログ数値の“8掛け”かそれ以下と思っていた方が良いとはいえ、日常使いがメインのEVとしては十二分だろう。
たまのロングドライブでも余計な気をもむこともなく、これまでよりも気軽に出掛けることができる。また、200V電源に加え、国産EVと同じくチャデモ方式の急速充電に対応している点も、i3の大きな美点である。
航続距離延長の肝になったのは、エネルギー密度を高めた新開発リチウムイオン・バッテリーの採用。
バッテリーのサイズ自体は変わっていないので、室内スペースは従来モデルとまったく同じだ。
一新したインテリアには、上質かつ高級感あふれる「SUITE(スイート)」、クールで高品質さを主張する「ATELIER(アトリエ)」、モダンでナチュラルな印象を強調する「LODGE(ロッジ)」という3つのデザインラインを用意して、選べる楽しさを広げている。
BMWの走る歓び+未来感あふれるフィーリングが魅力のi3。最高出力170ps/最大トルク250Nmの電気モーターが後輪を駆動し、力強くシームレスにどこまでも伸びていくような加速には、ちょっとした興奮を覚えるはず。
まだi3をドライブしたことがない方は、ぜひ一度味わってみてほしい。
■グレードおよび価格
【i3 ATELIER=499万円】
同レンジ・エクステンダー装備車=546万円
【i3 LODGE=545万円】
同レンジ・エクステンダー装備車=592万円
【i3 SUITE=560万円】
同レンジ・エクステンダー装備車=607万円
(zlatan)
画像元:BMWジャパン
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