ロードスターで物足りないエンスーへ。新型「アバルト124スパイダー」が登場

新型「アバルト124スパイダー」は、1960年代の名車・124スパイダーを現代に蘇らせた高性能ロードスター。

生産こそマツダの広島工場で行うが、内外装デザインやエンジニアリング、ドライビングフィールの味付けなどは、アバルトの流儀を貫いている。

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心臓部には、最高出力170ps/最大トルク250Nmに引き上げられた1.4リッター直4・マルチエアターボが搭載され、「先代よりも遅い(その裏には“先代よりも楽しい”という自信がある)」と開発陣も言うマツダ・ロードスター(1.5リッター直4・131ps/150Nm)を圧倒する。

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トランスミッションは、6速MTもしくは6速ATから選択。ドライブモードに「ノーマル」と「スポーツ」を用意するほか、6速ATではステアリングにパドルシフトが備わる。

パワーアップの一方、ボディも1060kg(乾燥重量)と軽量に抑えているため、パワー・ウェイト・レシオはクラス最高の6.2kg/psを実現している。そのほか、強力なブレンボ製ブレーキや運動性能を高める機械式セルフロッキング・ディファレンシャルなども標準装備する。

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そして、走りのスパイスに欠かせないのが、官能的なエグゾーストノートだろう。

アバルト124スパイダーでは、エンジン回転数に応じて排気経路を変える「レコードモンツァ・デュアルモード・エキゾーストシステム」が設定され、心地よく深みのあるサウンドを響かせる。オプションではあるが、ぜひ選びたい装備だ。


※「ABARTH Japan」のYouTubeチャンネル

欧州価格は4万ユーロ(日本円で約508万円)だったが、FCAジャパンの努力もあって、日本仕様はかなりお買い得感のある設定となっている。

「マツダのロードスターもいいんだけど、正直ちょっと物足りない部分もあった」というエンスーお待ちかねのモデルだ。

■グレードおよび価格
アバルト124スパイダー
6速マニュアル=388万8,000円
6速オートマチック=399万6,000円

(zlatan)

画像元:FCAジャパン