ワンランク上の部屋に泊まりたい温泉宿「華の湯 紅梅亭」

江戸時代、伊勢神宮へのお伊勢参り、京都・東西本願寺への参拝と並び、讃岐の「こんぴら参り」は人気のイベント。現在も、金刀比羅宮(ことひらぐう)を目指し、1368段の石段を上る参拝者でにぎわう。

今回はこんぴらさんのふもとに建つ、香川県琴平町の「華の湯 紅梅亭」を紹介しよう。

1

吹き抜けのロビーラウンジに入ると、その広さと解放感に驚く。冷えたおしぼりとグリーンティ、お茶請けをいただきながらゆったりチェックイン。

客室は特別室、天風呂付客室、花くらぶ、一般客室の4タイプ。

3

温泉露天風呂付きの客室や特別室に宿泊すると、生ビールやコーヒーなどがフリーの専用ラウンジ「暫」が利用できる。

贅沢な気分に浸れるラウンジなので、ワンランク上の部屋の宿泊をお勧めする。

6

ホテル敷地内に湧く「湯元こんぴら温泉華の湯」と、こんぴら温泉郷の「琴平町智光院温泉」の2つの源泉を引く湯処は3カ所、15種類もの風呂を愉しめる。7

地下1階の「花すみか」の婦人風呂には女性に人気のバラや蘭の花風呂「はな露天」、夕刻に柑橘系果実が浮かぶ「かめ風呂」、サウナなどがある。

8階には貸切露天風呂「花くらぶ」、ホテルと別棟の「花てらす」には打たせ湯、立ち湯など趣向を凝らした湯船があり湯巡りも楽しい。

8

食事は部屋食のほか、落ち着いた個室の「餐火讃花(さんかさんか)」、2014年4月にオープンした「割烹ダイニング丸忠」など好みに合わせて。

10

オープンスペースにはなるが、ライブキッチンスタイルの「割烹ダイニング丸忠」での料理人の手さばきを見ながらの食事も乙なものである。

11

紅梅亭の料理長・武田利史氏は、第26回全国技能グランプリ「日本料理職種」優勝、厚生労働大臣賞受賞の確かな腕の持ち主。

運ばれてくるたびに、眼を見張る会席料理の数々。食事の進み具合とできたての料理の届くタイミングも絶妙だ。

デザートに添えられたパステルカラーのふんわり丸いお菓子は「おいり」。「おいり」は西讃岐に伝わるおめでたい伝統の嫁入り菓子だ。

12

圧巻なのは朝食ビュッフェ。

定番のサラダや焼き魚、煮物、地場の海産物からうどん、おでんやカニなど和洋中心に60種類もの料理が並ぶ。

15

おくどさんで炊かれたごはんもおいしく、朝から食が進む。

しっかりいただいてこんぴら参りに出かけるとしよう。

住所:香川県仲多度郡琴平町556-1
電話:0877-75-1588
湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭 サイト:http://www.koubaitei.jp/

(小椚萌香)

【参考】
湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス) <https://rlx.jp/29081/>