都内から1時間ちょっと。海と温泉のリゾート・南紀白浜で夏を満喫

本州最南端にある紀伊半島。

温泉や海水浴場で有名な観光リゾートである和歌山県の南紀白浜は、温暖な気候で例年5月初旬のゴールデンウィーク中に本州で最初の海開きを行う。

南紀白浜は都内から遠い場所に思えるが、羽田空港から空路を利用すると75分ほどで南紀白浜空港に到着する。

7時25分羽田発の便に乗れば、午前中には真っ白なビーチで日光浴も可能だ。

白浜町にある白良浜(しららはま)海水浴場は白い砂浜が600メートルも続く、遠浅の美しいビーチだ。

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もともと珪酸を含むサラサラとした石英砂の白い浜だったが、近年はその白さが保てなくなったため現在はオーストラリアから白砂を輸入して白さを維持している。

ともあれ、青い空と海、白い砂浜はトロピカルムード満点。

海水浴場に隣接して水着のまま入ることができる混浴の温泉露天風呂「しろすな」は、海遊びでからだが冷えすぎたときにあると嬉しい施設だ。

白浜温泉の歴史は古く、有馬温泉・道後温泉と並び日本三古湯のひとつに数えられている。

海岸を囲むように白浜温泉のホテルや旅館が軒を連ねている。

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温泉宿に宿泊しなくても外湯巡りや足湯を愉しめる施設が整備されている。

白良浜のすぐ近くにある外湯は昔ながらの番台のある銭湯の趣きの「白良湯」。

1階が休憩所で浴場が2階にある珍しい造り。海水浴のあとに、温泉に入ればさっぱりとして疲れも癒える。

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白浜には、ジャイアントパンダの飼育で有名なサファリパーク「アドベンチャーワールド」もある。

パンダのいる「パンダランド」、陸の動物ゾーン「サファリワールド」、海の動物ゾーン「マリンワールド」、遊園地「プレイゾーン」など多彩な遊びが楽しめる。

ドルフィンスイムやペンギンの行進などのアトラクションも多く、1日いても時間が足りないくらいだ。

7月29日~8月31日まで夜8時30分までの特別営業「ナイトアドベンチャー」を開催する。

海水浴場なら関東でも湘南、三浦半島、房総半島など手軽に出掛けられる場所が身近にある。

だが、この夏は、南紀白浜で夏を愉しんではいかがだろう。

(小椚萌香)