ビームス ジャパンは、ビームスが日本のブランディングを目指してスタートしたプロジェクト「BEAMS“TEAM JAPAN”」の発信拠点としてオープン。地下1階から地上5階までの各フロアでは、東京発の最旬ファッション、日本各地から集められた銘品、アートやカルチャーなど、多様なコンテンツを紹介している。40周年の迎えるビームスが、セレクトショップとしての歴史の中で培ってきた選択眼やコネクションを結晶させた店舗として、話題を呼んでいるショップだ。
一方、日光金谷ホテルとは、栃木県日光市上鉢石町に明治6年(1873年)6月に創業。約140年の歴史を誇る老舗ホテル。現存する日本最古の西洋式リゾートホテルとして知られ、夏目漱石やフランク・ロイド・ライト、アインシュタインといった名だたる面々からも愛されてきた。その顧問を務める放送作家・脚本家の小山薫堂氏は、BEAMS“TEAM JAPAN”の総合アドバイザーでもある。
クラフトグリル入り口の階段を下りていくと目に飛び込んでくるのが、日光金谷ホテルの蔵から見つかったという明治から昭和に撮影されたモノクロの写真。クラシックで心地よい重厚感が漂うインテリアがホテルの歴史を感じさせる。カウンター席とテーブル席に加え、個室も2部屋用意されているので、接待にも利用できる。
メニューも小山氏が監修。金谷ホテルの蔵の中から発見された大正時代のレシピを再現した「新宿 百年ライスカレー」(¥1,800)は、ココナッツミルクとスパイスを効かせたルーに、牛フィレ肉のフリットをトッピングした大人の一皿。
自慢のビフテキを贅沢に味わえる「群馬産 赤城和牛のビフテキ丼」 (¥2,800)、洋食の代表選手が勢ぞろいした大人向けのワンプレート「大人様ランチ」(¥3,500)など、味はもちろん、食べ応えもたっぷりなメニューがラインナップ。そのほかコースメニュー(¥1,800〜)も用意されている。
同店のもう一つの目玉が、クラフトリカーの数々。グラスはガラス職人が手吹きで作ったグラスで楽しめる。カウンターには日本各地で作られた10種のクラフトビールのタップが並び、クラフトジンやクラフト“sake”、国産ワイン、そして小布施や勝沼から届いたクラフトジュースなど、珍しい銘柄も揃えられている。ディナーでは、日光金谷ホテルならではの洋食メニューとクラフトリカーのペアリングで、新しい日本の食の魅力を発見できることは間違いない。ディナーでは「クラフトリカー×洋食の魅力」を味わって欲しい。
おすすめのペアリングは、「新宿 百年ライスカレー 」×ホップの苦味と香りを楽しめる「YOKOHAMA XPA(IPA)サンクトガーレン」、大正時代から歴代の料理長に代々受け継がれてきた「大正カニクリームコロッケット」 × 幕末のビール復刻版 幸民麦酒」など。
平均予算はランチ2,000円〜、ディナー5,000円〜。名門ホテルのこだわりの味を新宿で味わえる「クラフトグリル」。今度の週末にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
NIKKO KANAYA HOTEL CRAFT GRILL
住所:東京都新宿区新宿3-32-6地下1F
営業時間:11:30~23:00
定休日なし:(施設に準ずる)
(y.kometani)
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