メルセデス6番目のSUV「新型GLEクーペ」が登場。SUV王国がさらに充実!

新型GLEクーペはメルセデスとして初のSUVクーペで、SUVらしい存在感と利便性、クーペのようなスタイリッシュさを併せもつモデルとして開発された。昨年の東京モーターショーに参考出品されていたので、ご覧になった方もいるだろう。
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デザインの特徴となるルーフラインは「Sクラスクーペ」譲りで、パワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデスのスポーティなモデルラインアップであることを示すもの。また、クロームメッキが施された前後のアンダーガードが、プレミアム感をさらに引き上げている。

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インテリアの装いは、スポーティな中にある上質感や華やかさが印象的だ。リアエンドに向けてルーフが傾斜していくクーペスタイルながら、後席は大人でも快適に過ごせる空間が用意されている。ラゲッジルームは最大1,720Lまで広がり、後席を起こしたままでもゴルフバッグを3つ積むことができるという。

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主力となるエンジンは、最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどを用いた3.0リッターV6・BlueTECディーゼル。最高出力は258ps、最大トルクは1,600rpmという低回転域から実に620Nmを発生するだけに、どんなシチュエーションでも充分以上のパフォーマンスに期待できる。

組み合わされるトランスミッションは、アイドリングストップ機能付の9速AT。JC08モード燃費は公表されていないものの、「GLE」と同等(12.9km/L)と考えていいだろう。

そのほか、ハイパワー仕様として、3.0リッターV6・ツインターボガソリン(367ps/520Nm)や、5.5リッターV8・直噴ツインターボガソリン(585ps/760Nm)も用意される。

安全装備の充実ぶりも特筆もの。部分的な自動運転を実現する「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、「360°カメラシステム」や「アクティブパーキングアシスト」などもすべて標準装備となる。奥さまも運転するような方には嬉しい仕様だろう。

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さて、前ページで触れた7番目のモデルとは「GLCクーペ」のこと。そう、今回ご紹介した新型GLEクーペと同じスタイルを持つ、ワンサイズ下のモデルだ。欧州では今秋から発売予定で、日本導入は年明け早々になると予想される。こちらの登場を待つのも悪くない選択だろう。

■グレードおよび価格
GLE 350 d 4MATIC クーペ=890万円
GLE 350 d 4MATIC クーペ Sports=980万円
メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペ=1,200万円
メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ=1,780万円

(zlatan)

写真:メルセデス・ベンツ日本