去る3月2日……そう、“ミニの日”に「新型MINIコンバーチブル」が発売された。今回のモデルは現行のMINI(3ドア)をベースとした第三世代にあたり、すべてを一新しながらプレミアムコンパクトオープンとしての魅力を向上させている。
まず注目したいのは、そのデザインだろう。MINIらしいフォルムを壊すことなくルーフを電動ソフトトップ化し、オープン⇔クローズのどちらでもキュートかつ洗練された雰囲気とされている。
従来まで後席後方に鎮座していたロールオーバー・プロテクション・システム(万が一の横転時に後席乗員を保護)が、よりコンパクトに、よりデザインに溶け込んだ仕様となったこともそれに大きく貢献している。
ソフトトップは先代と同じく、時速30km/h以下であれば走行中でも開け閉めすることができ、気軽に“ちょいオープン”を楽しめるスライディングルーフ機能も採用している。
「カリビアン・アクア」と呼ばれる写真のボディカラーは、他のMINIモデルでは選べないコンバーチブル専用色となる。
また、コンバーチブル導入に合わせてスタートした新しいデザインプログラム「MINI Yours」を利用すれば、よりスタイリッシュで個性的な一台を作りあげることができる。
たとえばユニオン・ジャック模様を丁寧に織り込んだソフトトップ、カフスボタンを連想させるアクセント付きのレザーシート、本木目や本アルミを贅沢に奢ったインテリアトリムなどをセレクトして、自分好みにコーディネイトしていくのも楽しいだろう。
エンジンは、標準グレードの「クーパー」に1.5L直3・直噴ターボ(136ps/220Nm)、スポーティグレードの「クーパーS」に2.0L直4・直噴ターボ(192ps/280Nm)、そして最強グレードの「JCW」に2.0L直4・直噴ターボ(231ps/320Nm)が搭載される。トランスミッションはすべて6速ATとの組み合わせで、MTは用意されない。
衝突被害軽減ブレーキやアクティブ・クルーズ・コントロール、パーキングアシストといった安全装備がオプションとなるのは残念だが、ライフスタイルをより華やかにする一台が、春の訪れとともにやってきた。
■グレードおよび価格
MINI クーパー コンバーチブル=342万円
MINI クーパーS コンバーチブル=397万円
MINI JCW コンバーチブル(5月末に導入予定)=483万円
(zlatan)
写真:BMWジャパン
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