アウディらしい緻密かつ高品質な造りのなかに、ポップで若々しいエネルギーを注入したモデル……、「Audi Q2」を端的に表現すれば、そんな風になる。
ボディサイズは、全長4190×全幅1790×全高1510mm。次男坊のQ3と比べると、210mm短く、40mmスリムで、85mm背が低い。日本の道路環境でも扱いやすいのはスペックからも明らかで、都会の入り組んだ道でもストレスなく走り回れることだろう。
もちろん、SUVとしての走破性も備えていて、最高出力150ps以上のグレードには、自慢のフルタイム4WD「クワトロ」が搭載される。
デザインはQファミリーの中にあっても個性的。とくにフロントバンパー周りのディテール、ブラックアウトもしくはシルバー加飾を施したCピラー、LEDリアランプなどが、独自のキャラクターを表現している。
しかも、このQ2では内外装のカスタマイズパーツが豊富に用意されるようで、鮮やかなカラーも相まって、“元気になれる自分だけの1台”を作る楽しみもありそうだ。
もちろん、今や必須の衝突被害軽減ブレーキが標準装備されるほか、将来の自動運転につながるトラフィックジャムアシスト機能付きアダプティブ・クルーズコントロールなどもオプション設定される。
アウディは「とくに若いお客様のために、Q2を開発しました」と説明するが、若いうちからイイモノに触れておくことは、長い人生において非常に大切だと感じる。
欧州では今年の秋に発売。日本デビューは早くても今から1年後ぐらいだろうか。サイズ的にも価格的にも身近なアウディ最小のSUVは、注目しておいて損はないモデルだ。
(zlatan)
写真:アウディジャパン
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