2月16日、ルノーのスポーツカーブランドである「アルピーヌ」が、復活の雄たけびを上げた。2017年の市販化を目指すという新型スポーツカー「アルピーヌ ビジョン」をワールドプレミアしたのだ。
このモデルは往年のラリーシーンで活躍した「アルピーヌ A110 ベルリネッタ」の現代版ともいえる1台で、ルノーF1やスポーツ部門のルノー・スポールなど、ルノーグループ全体の強みを活かして仕上げられていくという。それだけにワールドプレミアの舞台にもこだわり、結果としてモンテカルロラリーの拠点であるモナコが選ばれた。
コンパクトな2人乗りスポーツクーペとして描かれた「アルピーヌ ビジョン」は、いかにも運動神経の良さそうな雰囲気や、過去と未来をつなぐデザインの妙が写真からも伝わってくる。
エンジンは、ルノー・スポールが手掛けた新開発の4気筒ガソリンターボを搭載。詳細なスペックは未公表だが、軽量ボディも相まって、0-100km/h加速で4.5秒以内を射程に入れているという。
アルプスのワインディングを駆けぬける映像(YouTubeのルノー・チャンネル)からは、軽量ピュアスポーツならではの俊敏なハンドリングや“ファン・トゥ・ドライブ”が感じとれるだろう。
市販モデルの登場はまだ少し先だが、待つに値する1台に仕上げられてくるはずだ。
(zlatan)
写真:ルノー
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