新年の幕開けを飾るデトロイトモーターショーにおいて、ボルボが新しいフラッグシップサルーン「新型S90」をワールドプレミアし、世界中のエグゼクティブに向けて強烈にアピールした。
そのスタイリングは、実にエモーショナルかつ精悍なイメージへと一新。縦格子を基調としたフロントグリルやT字を盛りこんだ切れ長のヘッドライトからなる表情は目にも新しく、モダンかつ上品、そして存在感あるラグジュアリーサルーンが描き出されている。
さらに、優雅なサイドラインやトランクリッドまで切れこんだコンビネーションランプも印象的なリアビューを作り出していて、ボルボのデザインは完全に一皮むけ、新境地に辿り着いたといってもいいだろう。
インテリアの装いも新鮮味あふれるもの。これまでのシンボルだったフリーフローティング・センタースタックを捨て、iPad風の大型モニターを内蔵した新しいセンターコンソールを採用し、現代の移動空間に必要な機能をしっかりとカバーしている。
また、北欧家具を思わせるモダンさや温かみはそのままに、ラグジュアリー感が大幅にアップしている点も見逃せない。クリスタルガラス製のシフトレバーといった豪華なアイテムも用意されるようだ。
パワートレーンの頂点には、410psを発生するプラグインハイブリッドを設定するほか、半自動運転を可能とした「パイロットアシスト」も採用するという。
そんな「S90」だが、実はボルボ新世代モデルの“第二弾”にあたる。第一弾はフラッグシップSUVの「新型XC90」で、来たる1月27日(水)、いよいよ日本でも正式発表される。
(zlatan)
写真:ボルボ カー グループ
- 1
- 2