去る2015年10月24日(土)~25日(日)、群馬県嬬恋村で開催された浅間モーターフェスティバルに、レクサスの体感型プログラム「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」の一環として、4台のLX570が集められた。
会場の一部に特設コースを設置、ダカール・ラリーなどの大舞台で活躍したラリードライバーの三橋淳氏、寺田昌弘氏、茅原田哲郎氏によるオフロードドライビングを同乗して体験できるというBIGなイベント。
日本が誇る最新テクノロジーで武装したSUVはどんな走りを見せるのだろうか。
圧倒的な走行性能! 道なき道も進めるアドベンチャーマシン
エディターとライター、2人で同乗し、走りだしてもらったがこれが異次元すぎた!
数十センチにも及ぶ轍もなんなく踏み越えるし、ショックアブゾーバーの底づきがないからセカンドシートに座って行ってもリアシートに乗っていても不安感を一切覚えない。
この車高およびショックアブゾーバーの減衰力を自動的にコントロールする4輪AHC+AVSがあれば、オフロードを走るシーンに遭遇しても安心していられるだろう。
ターン時はさすがに2,720kgというヘビーな車重を感じるが、さすがプロラリードライバー。
前輪の荷重を活かしながらシャープなターンを決めつつ砂塵を高く巻き上げる。トラクションやブレーキを最適制御しAWD性能を高めるマルチテレインセレクトが効いているのかもしれない。
斜度40度はあるかという階段ですら、難なく登り、そして降りてくる。これは本当にラグジュアリーカーなのだろうか。
レクサスならではのスピンドルグリルは備えているが、世界中の道なき道を切り開いてきたランドクルーザーのDNAを色濃く感じさせるものだった。
ディープな車イベントゆえに、来場者もディープなクルマ好きばかり。その彼らもラリーカーを思わせる動きにどよめく。
月販目標台数50台というモデルなのに、発売1ヶ月で約2,000台の受注を記録したLX570は、走りも本物だった。
(武者 良太)
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