究極のロードカー「F12tdf」がフェラーリから世界限定799台で登場

「F12tdf」は、伝説の耐久レース「Tour de France(1950年~60年代)」にオマージュを捧げたモデル。1日に数百キロもの距離を走るこのレースでは、最高の性能はもちろん、卓越したドライバビリティやイージードライブも求められたという。

そのような背景から、F12tdfはサーキットでも公道でも速くて扱いやすい、“究極のロードカー”として開発された。

02

エンジンはF12ベルリネッタのV12を高性能化し、最高出力は740psから780psへ、最大トルクは690Nmから750Nmへと引き上げられている。0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は340km/hを超えるという。
03

パワーアップに伴ってシャシー性能も強化。また、アマチュアドライバーが高性能モデルの開発に関与する「XXプログラム」で培われたノウハウを投入し、誰でもクルマが持てる性能を解き放ち、感動的なドライビングを堪能できるように躾けられている。

04

フェラーリのベルリネッタならではの美しいフォルムは、トレッドの拡大などによって安定感や力強さを増した。カーボンファイバーやアルミニウムを奢ったスパルタンな内装は、ボディ全体で110kgの軽量化に貢献しながら、より研ぎ澄まされた空間を作り出している。
06

価格はベース車であるF12ベルリネッタの3,730万円に対し、5,000万円程度と予想されている。フェラーリの中でもスペシャリティ度が高い“究極のロードカー”を操縦する時間は、日常をはるかかなたに置き去りにする感動と至福の時になるだろう。

(zlatan)

写真:フェラーリ