変わらぬ伝統の製法と風土、選び抜かれた原材料、ミネラル分に富んだマザーウォーター“ジョージーの湧水”、そして熟練した職人たち、どれ一つ欠けても「ザ・グレンリベット」は生み出されない。
なかでもモルト愛飲家に人気が高いのが、ゲール語で“ナチュラル”を意味する“NÀDURRA(ナデューラ)”シリーズ。
19世紀の伝統的な製法を用い、限定した熟成樽のキャラクターを最大限に引き出し、ウイスキー本来のナチュラルな味わいが特徴だ。
そんな“ナデューラ”シリーズから今秋登場するのが「ザ・グレンリベット ナ デューラ ファーストフィル セレクション」。
バニラファッジや洋梨の香り、パイナップルやバナナのフレーバーに柑橘類の心地よい刺激が伴う、極めてナチュラルで豊かな味わいに仕上がっている。
この芳醇な風味が生み出される理由は、熟成樽にファーストフィルのアメリカンホワイトオーク樽が使用されているからだ。
一般的にスコッチウイスキーは、バーボンやシェリーなどの熟成に1度使われた樽を使って熟成し、樽の影響によって香りや味わいの個性が生まれる。
ファーストフィルは、バーボン樽やシェリー樽を初めてスコッチの熟成に使用する樽のことで、スコッチの熟成に1度使った樽はセカンドフィル、2度熟成に使った樽はサードフィルとなり、徐々に元の酒の影響や樽材の成分が減少していく。
このファーストフィルのアメリカンホワイトオーク樽は、 19世紀初頭以来、「ザ・グレンリベット」の蒸溜所で好まれて使われており、熟成によって、芳醇でクリーミーなバニラや甘い西洋ナシの風味が与えられるのだ。
スモールバッチ(少量生産)で造られ、カスクストレングス(加水をせず樽出しそのままの度数)でボトリング。冷却濾過をしていないので低温では曇ってしまうが、それは穀物のナチュラルなオイルを多く含んでいる証。
敢えて冷却濾過をしない ノン・チルフィルタード製法によって、なめらかな口当たりと本来のフレーバーを余すところなくそのまま生かした「ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクション」 。極めてナチュラルで豊かなその味わいをぜひ確かめてみてほしい。
商品名: ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクション
発売時期: 2015年11月2日㈪から出荷開始
希望小売価格: 8,400円(税別)
容量: 700ml
アルコール度数: 55~65度(カスクストレングス)
テイスティングノート
・色: 明るい金色
・香り: とろけるようなバニラファッジと、熟した洋梨の香りが調和。
・味わい: パイナップルやバナナのフレーバーに、柑橘類の心地よい刺激が 伴うトロピカルな味わい。
・フィニッシュ: 爽快で中程度のほどよい長さの余韻。
(オカダヒロタケ)
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