新型7シリーズのエクステリアは、量産車初の「BMWレーザーライト」や自動開閉フラップを初採用したキドニー・グリル、フロントサイドの「エアブリーザー」からドア下部へ続くクロームなど、伝統と先進テクノロジーの融合が数多く見られる。
「Z3」や「5シリーズ(4代目・1996年)」などを手掛けた日本人デザイナー・永島譲二氏によると、「パッと見では違いが分かりにくいかもしれないが、現代の高級車に求められる効率や空力を追求しながら、先代モデル以上の“存在感”を表現した」という。
乗り降りや移動の時間は、これまで以上にエクスクルーシブなものになる。まずは液晶画面付きの「ディスプレイ・キー」を手に、重厚なドアを開けると、「ウェルカム・ライト・カーペット」が足元を照らしてエスコートしてくれる。
そして、量産車初の「ジェスチャー・コントロール」を備えた新世代iDriveや、スマートフォンなどのワイヤレス充電機能、将来の自動運転につながるステアリング自動操舵機能を含む安全技術「ドライビング・アシスト・プラス」などによって、ジェントルかつセーフティなドライビングが約束される。
パワートレーンは、いずれも8速ATと組み合わせた3.0リッター直6ターボ(最高出力326ps/最大トルク450Nm)もしくは4.4リッターV8ターボ(同450ps/650Nm)。足回りには、ステレオカメラが道路の凹凸を検知して適切な制御を行う「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」や、セルフレべリング機能付きのエアサスペンションなどを備え、より上質でしなやかな乗り心地を実現しているという。
また、ディスプレイ・キーの操作で車庫入れ操作ができる「リモート・コントロール・パーキング(こちらも量産車初)」は、2016年中旬に導入される予定だ。
発売は10月29日から。2.0L 直4ターボと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド仕様は、2016年に導入される予定。
■グレードおよび価格は以下の通り
740i=1,217万円
740i M Sport=1,288万円
740Li=1,346万円
740Li M Sport=1,432万円
750i=1,485万円
750i M Sport=1,537万円
750Li=1,649万円
750Li M Sport=1,701万円
(zlatan)
写真:BMWジャパン
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