これまで電動アシスト付き自転車に対するイメージはどんなだっただろう。
「ママチャリ」「年寄りがのるもの」「楽だがカッコ悪い」……そんなイメージを払拭する革新的なハイブリッド・ロードバイクがヤマハ発動機から登場した。その名もYPJ-R。
高いデザイン性と機能性
スタイリッシュに通勤をこなす、休日にポタリングにでかけるという場合にロードバイクのデザイン性は魅力だ。
しかしロードバイクは軽量化命、スピード命、エンジンは自分の足という美学にもとづき、ヘルメットにスポーツサングラス、サイクルジャージを着用して乗るというイメージのため、気軽にのることができない。また汗だくになる点もマイナスだ。
YPJ-Rはロードバイクのもつ高いデザイン性、高速巡航性能をもちつつ、小型軽量の電動ユニット・バッテリーを積むことで、高い機能性を実現した。
これならば男性がのっても気恥しくないどころか、むしろカッコイイ、スタイリッシュといっていいだろう。
特に入念にデザインされた非円筒の三角フレームは独特の形状で視線を集めること間違いない。素材はアルミを使い、軽量化にも寄与している。
車両には脱着可能なサイクルメーターが装着され、各種メーター表示の他、外部USB電源を備える。小型軽量化された2.4Ahのバッテリーは取り外し、アダプタを付けることでUSB端子2つを備えるモバイルバッテリーとして活用することが可能。
スマホ世代の我々にとって、いずれの方法でスマホを充電できることは非常に嬉しい。
非ターゲット層を明確化
ロードバイクは気合いが入りすぎてて、ちょっとひく…そんな読者も多いはず。
ヤマハYPJ-Rが今回ターゲットにしたのはむしろ従来のロードバイク乗りではない層だ。股間がもっこりするサイクルジャージをきて、サイクルシューズでカツカツ歩く、というレース志向というよりももっと趣味的に楽しむ、ファッション、ライフスタイルを実現するアイテムとして提案している。