ランチで伺うなら、メインダイニングルーム「ザ・フジヤ」を利用したい。クラシカルな雰囲気の中メニューを見ると、各種フレンチのコースに混じってカレーのメニューが載っているのでオーダー。

ごはんはサフランライス。メインのカレーは大振りのえびやホタテがゴロリと入った銀の器で登場。

「海の幸取り合わせコース」をオーダーすると、箱根寄木細工の容器に入った6種類の薬味が出され、カレーの付け合せも富士屋ホテルともなるとこうなのか、と感心しきり。

サラダとカラのスープ皿も出され、銀器に入ったスープをスタッフの方がサーブしてくれる。

食事が済むと、キンと冷えたに器シャーベット、テーブルでサーブされるコーヒー。カレーといえども一流ホテルのコース料理だ。

通常カレーにはブイヨンなどを使うことが多いが、富士屋ホテルでは贅沢にコンソメを使用し、4日目で仕上げをした後にさらに2日間寝かせているという。

創業以来、国内はもとより数々の外国人からも愛されてきたクラシックリゾートホテル。宿泊棟は本館・西洋館・花御殿・フォレスト館の4棟からなり、旧御用邸 別館・菊華荘にも全3室の宿泊施設がある。

その全客室には天然温泉が引かれている。猫脚のバスタブが用意されている部屋もあるのでクラシックレトロな雰囲気を味わいたい日には要チェックだ。

また、ホテルの歴史や裏話を聞きながら館内を巡る「館内案内ツアー」は宿泊者のみが参加できるので、時間が合えば参加するのも一興である。

住所：神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
電話：0460-82-2211
サイト：富士屋ホテル 箱根・宮ノ下のクラシックホテル

（小椚 萌香）

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