美しき庭園を眺めながら良質の湯につかる贅沢「下呂温泉 こころをなでる静寂 みやこ」


「みやこ」は、「自然の摂理を理解し、人との調和そして自然と調和する。それがいわゆる大人の粋であり色気であると考えております」というこだわりのあるコンセプトを秘めている。

pict-IMG_0348
駐車場から門をくぐると緑茂る美しい庭園に玄関へと続く石畳。出迎えのスタッフが館内へと誘導してくれる。

部屋数は19室と小ぢんまりとした宿だがロビーはゆったりと広くとられ、庭を眺めながらゆっくりとコーヒーをいただく。

pict-IMG_0346
今宵の部屋は岩風呂と陶器の専用露天風呂と内風呂が付いた離れ「蜜虫」の間。

miyako2

この離れは140平米の広さがあり、古材やステンドグラスが使われていてどことなく大正ロマンを感じさせられる造りになっている。古材の落ち着いた色や存在感、ステンドグラスから洩れる仄かな灯りが時空を越え懐かしいという感覚を呼び起こされる。

「籠る」をテーマにした室内は大人が童心に帰って籠る場所、そんな空間が満ちている。

さっそく部屋の露天風呂に浸かると下呂温泉特有のぬるぬるした良質の温泉が肌に吸い付いてくるようだ。湯上りの肌はしっとりとし、体はほかほか。

温泉はいいなあ、とつくづく思う。

pict-IMG_1885
愉しみな食事は、専用個室が用意されている。淡い藤色の食前酒を口に含むと巨峰の香りがふわりと鼻に抜ける。

続けて出される滋味あふれる会席料理は郷土色豊かな食材が使用され、彩りも美しく手を付けるのが憚られるほどだ。

2

創作会席はややもすると懲りすぎと感じる場合もあるが、みやこの料理はどれも洗練されており一皿ひとさらに感動を覚える。

例えば、酢の物は「和風海鮮サラダ」と名打ち、フレンチの一品のような風貌なのだ。一口いただくたびに幸せな時間がゆっくりと流れていく。

read_pic
食事の後にひと風呂浴びて、ふかふかな布団に横たわる。どこに身をおいても気持ちがよい癒しの宿であった。

なお、こちらの宿は12歳未満のお子様、10名以上の団体の利用が不可となっているので注意願いたい。

住所:岐阜県下呂市森2505
電話:0576-25-3181
サイト:下呂温泉 こころをなでる静寂みやこ

(小椚 萌香)

下呂温泉 こころをなでる静寂 みやこ – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス)