Sクラス最後のカブリオレは、1971年のW111型だった。それから44年ぶりに復活した「Sクラス カブリオレ」は、現行Sクラスにとって第6のモデルに数えられ、これでSクラスファミリーの最後のピースが埋まった。
Sクラスファミリーが勢揃いした写真がこちら(下写真)。左下から時計回りに、「メルセデス-マイバッハ Sクラス」「Sクラス AMG 63 LWB」「Sクラス セダン」「メルセデス-マイバッハ S600 プルマン」「Sクラス クーペ」、そして今回の「Sクラス カブリオレ」だ。
「Sクラス カブリオレ」では、空力&遮音性能を向上させた新開発の電動ソフトトップを採用。ルーフの開閉に要する時間は20秒で、時速60km/hまでの速度であれば走りながらでも操作できる。
インテリアの装いはスポーティかつ豪華そのものだ。オープンモデルのインテリアは“外から見られる”ことも強く意識して開発されるが、さすがはメルセデス、どこから見ても溜息が漏れてしまいそうだ。
ソフトトップの色は、ブラック、ダークブルー、ダークレッド、ベージュが用意され、インテリアカラーとのコーディネートを楽しむことができる。
ベースグレードは、4.7リッターV8ターボに9速ATを組み合わせた「S500 カブリオレ」。最高出力455ps/最大トルク700Nmのパワーと、8.5L/100km(≒11.7km/L)の燃費を両立している。
なお、フランクフルトショーでは高性能版となる「S63 AMG 4マチック カブリオレ(最高出力585ps/最大トルク900Nm)」の世界デビューも予定されている。こちらはわずか3.9秒で、時速100km/hの風を感じることができる。
(zlatan)
写真:ダイムラーAG.
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