次の旅は城で決まり「行ってよかった!日本の城」TOP10が発表!

■1位 熊本城(熊本県熊本市)  3年連続、堂々の第1位

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3年連続1位に輝いたのは、日本三名城の一つに数えられる熊本城だ。

城域は東西1.6km、南北1.2km、周囲5.3km、城域約76万平方m。北から西へは坪井川を引いて堀とし、東と南は数層の石垣をめぐらし、その複雑で堅固な構造は、加藤清正が幾多の実戦の経験を生かし、慶長六年(1601年)から7年の歳月を費やして完成したものと伝えられている。

「熊本城の石垣の曲線は、ある意味芸術品と感じました。 あれだけ綺麗なラインの石垣は、見たことないです。 自分の知り合いにお城好きの人がいますが、その人からも『熊本城は絶対に見とけ』と薦められ、その意味が分かりました」など、口コミで予習ができるほど絶賛の声が寄せられている。

■2 位 松本城(長野県松本市)  「400年の風雪に耐えた国宝松本城」は、風情を感じる趣が高評価に

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昨年から順位を上げ2位にランクインした松本城は、現存する五重天守の中では日本最古の国宝の城。黒と白のコントラストがアルプスの山々に映える景観に、心奪われること必至だ。

「名城、松本城。松本駅から徒歩でも15分という好立地で春夏秋冬さまざまな姿を見せてくれます。中でも私は冬のその姿が好きで、お城の黒と雪の白が映えます。400年の時を感じ感無量です」というのが主だった声。

そのほか、「城好きの友人から『カラス城が一番』と聞いていたので、やっと観ることができて、うれしかった。夜になり、ライトアップされたお城も、ロマンチックでした」と、趣ある様子にも賛美が寄せられている。

■3位 姫路城(兵庫県姫路市) 「真っ白にリニューアルした白鷺城」に感激の声多数

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「平成の大修理」を終え、今年3月末にグランドオープンした姫路城は日本に残る規模の整った最大の古城で、天守閣を中心とする8棟が国宝に、その他74の建物が重要文化財に指定、平成5年には世界文化遺産登録されている。

「白鷺城」とも呼ばれるその優雅な白漆喰総塗籠の佇まいは一度は見ておきたいもの。

「30年ぶりに訪れました。見違えるような白亜の城。漆喰の色に驚きながら、地元の友人の『伝統工法を継承』との説明に納得。埋木や刻み番付に2本の心柱に驚き。漆喰は時間とともに黒く変色するとのこと。この状態を見れるのは今だけ!」と、まばゆい白亜の天守閣に対する高揚感が表れている様子。

4位~10位までは以下の通り。

4位 松山城(愛媛県松山市)
5位 備中松山城(岡山県高梁市)
6位 犬山城(愛知県犬山市)
7位 二条城(京都府京都市)
8位 高知城(高知県高知市)
9位 彦根城(滋賀県彦根市)
10位 松江城(島根県松江市)

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秋晴れの空のもと、貴重な城を訪問し歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

(オカダヒロタケ)

トリップアドバイザー 「行ってよかった!日本の城ランキング 2015」を発表