さらに、煩雑になりがちな操作系統もかなりスマートに設計され、直感的に操作が可能だ。「車と人間の一体感」と大喜多社長は表現していたが、それはドライビングの話だけではなく、このような所にこそ宿っていると言って良いだろう。
エンジンは最大で286馬力となるTFSIエンジンを搭載。最上位モデルの「TTS」では0-100Kmを4.8秒という速さを叩き出している。
これはエンジンのスペック向上もさることながら、最新技術を使用することで強度を上げつつも最大60kgの軽量化に成功したことも大きく寄与している。
また、コンパクトセグメントでは初となる「マトリクスLEDヘッドライト」を設定したことも、プレミアムコンパクトスポーツに相応しいアウディの本気度が伺える。
1998年に1世代目が発売されて以来、アウディの顔となってきた「TT」。それは見た目の話だけではなく、装備やインテリアにおいても後のスタンダードになることが多いという事実が物語っている。
3代目「TT」はアウディのみならず、自動車の未来を示すモデルと言って良いだろう。
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