一昨年の東京モーターショーにも出展された「cross up!」が、ようやく市販モデルとして日本へ上陸した。ようやく、と言ったのは、このモデルはすでに2013年の秋から欧州で販売されていて、かの地のシックな街並みにポップな彩りを加えているからだ。
いま流行りのクロスオーバー風に仕上げられた「cross up!」では、最上級グレードの「high up!」をベースに、専用のフロント&リヤバンパー、シルバールーフレール&ドアミラー、黒塗りのサイドモールなどが奢られている。
また、「up!」でもっとも大きい16インチの専用アルミホイールを装着し、最低地上高をベース車から10mm上げていることも特徴のひとつだ。
ボディ色はトルネードレッドやブルーベリーメタリックをはじめとした全5色をラインナップ。インテリアのダッシュパッドにはボディ色とコーディネートされた3色をそれぞれ配し、センスの良さを感じられる空間を作り出している。
パワートレーンは、1.0リッター3気筒+5速ASG(シングルクラッチ式セミオートマ)の組み合わせで、最高出力75ps/最大トルク95Nmを発生。アイドリングストップや回生ブレーキの効果も相まって、JC08モード燃費は25.2km/Lと優秀だ。
シティエマージェンシーブレーキ(緊急時の自動ブレーキ)が標準装備となる点も嬉しい。
さらに個性を表現したいなら、多彩なアクセサリーパーツの装着も検討してみたい。2012年のジュネーブショーで披露されたコンセプト、「ウインターup!(右上)」「カーゴup!(右下)」「X up!(左下)」「スイスup!(左上)」なども参考にしながら、自分だけの1台を作り上げていくのも楽しいだろう。
(zlatan)
写真:VGJ(フォルクスワーゲングループジャパン)
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