食事は手を抜いてはいけない、絶対
女性にとって食事はとても大切なものだ。車での移動だと、どうしても駐車場がある止めやすい場所を選びがちで、そうなると高速道路のサービスエリア(SA)や一般道ではファミレスになりやすい。
しかし、ちょっと待ってほしい。本当にそれで大丈夫?
「食事は高くなくていいから、おいしいところ。割高でまずいから、ファミレス、SAは基本NGです。その地方のよい隠れ家みたいなところに行きたい。SAのフードコートなんて、もってのほかです」(経済評論家、勝間和代)
最近はSAのフードコートは充実しているのだが……。
「(フードコートで食事を済ますのは)手抜き感満載」(経済評論家、勝間和代)
とバッサリ。
一方で、海老名SAのメロンパン、横須賀SAのカレーパンといったサービスエリアの名物に詳しいことは大切だという意見もあった。名物やおいしいものには弱いようだ。
車内はお部屋。整理整頓、清潔感を大切に
「自分の好みではない芳香剤は、トイレみたいで、どちらかと言えば不快です。車の独特な匂いと混じり合って、何を使ってもあまりいい匂いにならないイメージ。あと、女性の場合、香水をつけてる人も多いので、混じって変な匂いになるのも避けたほうがいいような。窓を閉めたら逃げ場がなくなるし。辛い順に言うと、ガソリン臭さ、車独特の匂い、好みでない強い芳香剤ですね」(広告代理店、さとみ)
「内部がちゃんと清掃されていること。ゴミや余計なものがないこと。一緒に暮らすと考えたときに、それは重要」(経済評論家、勝間和代)
車内は自分の部屋も同然。自分の家に招くとき掃除してゴミを捨てておくのは当然と考えれば、車内にゴミが散らかったまま、というのは問題外だ。密室なので、基本的には無臭が無難。
音楽はセンスよく
ドライブでBGMはかかせない。
「たくさん音楽を持ってること。自分が普段聞かないやつとかでも、センスがよければ逆に嬉しい」(広告代理店、さとみ)
しかし、この「センスがよい」というのは曲者だ。なぜなら、人によってセンスがよいというのは違うからだ。そんなときは、女性に音楽のプレイリストを用意してもらうのもいい。
「『半分ずつかけようね』って言えば、お互いの音楽の趣味も共有できる」(30代独身女性)
最近はUSB対応、Bluetooth対応オーディオも多いため、下手に自分の音楽をかけるよりも、女性のスマホに入っている音楽をかけてもらうのも得策だ。
車種によってモテる、モテないがあるのか?
かつてファミリーカーはダサく、「かっこいいスポーツカー、高級セダンで迎えにきて」という時代もあった。しかし現在では、車種へのこだわりは少ないようだ。
「酔わないし、乗り心地がいいからセダンの大型高級車が好きだけど、好きな人なら何でも楽しめますね。軽トラでも楽しい」(広告代理店、さとみ)
「古くても大事にしてるのがわかる車なら良い。凹んでいる、傷だらけ、汚れているなどいかにも粗雑に扱われた車は嬉しくないし、私もそういった扱いになるんだと思って幻滅する」(30代独身女性)
「レンタカーでは一番安いのはだめ。でも、高いのもだめ。そこそこがいい。あとは、自分と軸が合うかどうかで、コスパ重視の人だったら、コスパがいい車か」(経済評論家、勝間和代)
昨今レンタカーやカーシェアが流行しているが、タイムズカープラスでいえば一番安いマツダ・デミオではなく、ちょっと奮発してMINI ONEにするというのが良さそうだ。
車好きは車が好きすぎて生活費の大半を車につぎ込む傾向にあるが、そういうのはやはりモテない。経済観念、コスパは生活を共にすることを考えると、とても大事なファクターである。
運転テクニックは必要、特にブレーキはスムーズに
「ブレーキがスムーズ。不慮のブレーキは仕方ないですけど、助手席はブレーキの衝撃を受けがちなので、うまいことやってくださると嬉しい」(ウェブディレクター、既婚)
「スムーズな運転。ガッコン、というブレーキをかける人はNG」(経済評論家、勝間和代)
「駐車がうまいこと。駐車場を探してぐるぐるしたり、駐車場と目的地が遠いのはちょっと」(広告代理店、さとみ)
昨今ハイテクの発達によりドライビングテクニック不要論が跋扈しているが、ドライバーのハンドル操作、アクセル・ブレーキ操作により乗り心地は激変する。
同乗者はそれを敏感に感じ取っているので、とにかく慎重かつスムーズに操作することが大切だ。「急」がつく操作は絶対にやめたほうがよいだろう。
また、見ていないようで一番見られているのが駐車時。駐車場の中の空きスペースの探し方、どこに止めるのか、そして最後の車庫入れの正確さ、すべてチェックされているといっても過言ではない。
日頃からスマートかつ正確に駐車できるように、練習を欠かしてはならない。
最重要なメンタルタフネス
これまた女性全員が口を揃えて言ったのが、運転時のマナー。
「運転すると強気になる、言葉遣いがちょっと荒くなったり、攻撃的になったり。みっともない」(広告代理店、さとみ)
「運転中にイラついて他の車や同乗者に暴言を吐く人は最悪ですね!」(ウェブディレクター、既婚)
たまにクルマに乗ると「こち亀」の本田のように性格が豹変する人がいるが、それはありえない。渋滞でイライラするのも問題、何があってもとにかく常に平静に、メンタルを強くすることが重要だ。
「今は自分でドライブするので、男性には運転してもらいません。」(経済評論家、勝間和代)
勝間和代さんとドライブデート、というのもなかなかにしてハードルの高い話だ……。
総まとめNG集
他にもやってはいけない、NG集を紹介したい。
・車が汚れまくってる
・後ろの座席にモノが散乱してる
・ヤンキー仕様のズンドコ車。エアロパーツとか、車内のムートンとか。
・いい車で、汚れに神経質(土禁とか)すぎると、逆に貧乏くさくてしらける
・そんなに親しくない人からの初めてのお誘いで、いきなり車で迎えに来られると怖い
・排ガスが多いトンネル内で屋根をオープン(リゾート地じゃないと嫌)
・決めた予定を守るために急かされる
・会話がいまいちかみ合わない、遠出デートだと逃げ場がなくて地獄。
・痛車(共通の趣味でない場合)
・高速代や駐車場代やガス代を請求してくる
最後の項目においては、学生のドライブではないので、ガス代をワリカンにするのは止めておこう。
一方で、本提案を根底からひっくり返される男性側からの本音も。
「ドライブは一人が一番だぜ!! 」(大画面マニア、西川善司)
女性に気遣いをするのが面倒なので、結果的にお一人さまがいいという意見だ。気楽なドライブを楽しみたい方は、一人でフラッとでかけ、SAのフードコートでご飯を食べ、いきあたりばったりで走り回るのがよいのかもしれない。
とはいえ、IGNITE読者のドライブデートの成功を祈る。
(野間 恒毅)
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